平井大【ここにあるもの】歌詞を解釈！ボクらの時計はなぜ動く？足りないものと"ここにあるもの"に迫る

主人公にとって大切な人と過ごした思い出はかけがえのないものです。

あの頃から今もずっと変わらない想いを抱いています。

そんな2人で過ごした時間は当時のまま心の中で止まっているかもしれません。

時間は流れてもなかなか前に進めない気持ちもあるのでしょう。

しかしそんな過去の素敵な思い出があるから今の自分がいるのです。

あの頃の2人にはもう戻れなくても、今を共に生きています。

本当は崩れそうになるほど寂しく、悲しい気持ちを抱える主人公。

それでも過去を振り返って踏みとどまるばかりではなく、今の自分に目を向けて歩いています。

明るい未来を信じて、前向きな気持ちをもっているのです。

君と離れたときは、心にぽっかり穴が開いたような感覚でした。

嬉しさや楽しさを共有できる相手もいなくなり、急に1人ぼっちになったのです。

当初こそ、君のいない世界はまるでモノクロのように輝きを失って見えていました。

1人だと何をしても楽しくないし、ご飯も美味しくない。

そんな抜け殻のような生活も時間が解決してくれました。

それでもふと思い出す君との思い出。

寂しさは時間が解決してくれたけれど、君と過ごした時間が心の中から消えることはありません。

忘れたくても忘れられない。

主人公にとってそれほど大きな存在だったのでしょう。

忘れたくても忘れられない君と過ごした時間。

どれだけのときが流れても、主人公の想いは変わりません。

ケンカをしたときもすれ違った日々も、今思い返せばどれも幸せな思い出です。

そんな美しい思い出が心の中にずっと残っています。

この先、君と過ごすことはもうないとわかっています。

それでも当時からずっと変わらない想いを抱いているのも事実です。

関係をまたやり直したり、想いを伝えたりはしません。

それでもいいから、今を踏みしめて生きていこうと決意したのです。

もう隣に君はいないけれど、自分の人生は進んでいきます。

君と過ごした時間を胸に刻み、今を大切に生きていくのです。

大切な人を思い浮かべると、自然と涙が溢れる「ここにあるもの」。

いろんな選択を迫られる現代社会で、自分にとって大切なものは何なのか。

そんなことを考えさせられる1曲です。

シリアスでありながらも希望が見られるのも魅力の1つ。

聴くほどに平井大の世界観に吸い込まれていきます。

壮大なスケールにストレートな想いを歌詞にのせて歌い上げる平井大。

ここからはそんな平井大の楽曲を紹介していきます。

まずは「Faraway」。

果てしなく広がる大自然が頭に浮かぶ楽曲です。

得意のウクレレも際立っています。

大切な人、または自分を応援してくれるファンと過ごす幸せな時間。

そんな大きな愛を歌詞にのせて歌っています。

次に紹介するのは「Stand by me,Stand by you.」。

記事の冒頭でも軽く述べましたが、若者に人気のウエディングソングです。

溢れる愛情や優しさ、想いをストレートに伝える歌詞。

聴いていて幸せな気持ちになれる1曲です。