男女が出会い恋することはよくあることで、2人もごく普通の出会いだったのかもしれません。
しかし男性は「お転婆なプリンセス」と出会えた奇跡を感じてるのです。
75億人がいる世界の中では、2人が出会う確率は非常に低いものでしょう。
さらに自分が運命の相手だと思える人に出会える確率はさらに低く、まさに奇跡といえることです。
その運命的な出会いを主人公は何よりも大切に思っているのでしょう。
主人公は自分を「出来の悪い一人」であり、恋人は「お転婆なプリンセス」と表現しています。
自分と一緒に居てくれる彼女のことを、主人公はプリンセスのように大切にしているのでしょう。
幸せな空間
溢れる好きの言葉
不意に仕事 褒めるキミが好き
これなら一生がんばれそうさ
気づかれないように手を抜く
ダメなボク見つけ叱るキミも好き
んー、一生キミに勝つのは無理だ
出典: Stand by me,Stand by you./作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
歌詞からは2人の生活感がうかがえ、日常的な生活の中で感じている彼女に対する想いが感じられます。
仕事を褒めたり彼のダメなところに気付き叱ることができるのは、彼女も彼のことを見つめている証拠です。
愛情が深ければ深いほど、相手の言動や気持ちには敏感になります。
彼から彼女への想いだけでなく、彼女もまた彼のことを心から理解していると読み取れます。
彼女の愛情の深さを知り、それだけの愛情を向けてくれる彼女を尊敬しているのでしょう。
彼から彼女への溢れんばかりの「好き」を感じられます。
彼の幸せ
憧れていたんだずっと
やっと手に入れたこの幸せ 離さない
出典: Stand by me,Stand by you./作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
主人公にとって彼女と出会い一緒に過ごす時間は今までの何よりも幸せなことです。
その幸せを大切に守り続けたいと願っているのでしょう。
それは主人公にとって理想的な恋人の関係だったのかもしれません。
そしてそれはきっと彼女にとっても同じだったのでしょう。
2人の日常は何か特別なことがあるわけではなく、ごく普通の日々です。
それでも、2人の日常には幸せを感じる瞬間がたくさんあります。
何気ない日常だからこそ理想的な日々であり、一緒にいること自体が最高の幸せだと感じているのです。
深まる愛情
永遠のプリンセス
それは 75億分の一人と
一人が出会って恋に落ち
家族になり愛を深め歳をとる
ありきたりな話さ
一人は出来の悪い白髪で
もう一人は永遠のプリンセス
二人は言う “生まれ変わってもまた一緒になろう”
出典: Stand by me,Stand by you./作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
主人公と彼女の月日は流れ、彼女への愛情が深まっているようです。
主人公は自分のことを「出来の悪い白髪」と表現しています。
髪が白くなるほど長い年月をともに重ね、ずっと彼女を愛し続けようという気持ちが感じられるでしょう。
ともに年月を重ねれば、彼女も同じように年を重ねおばあちゃんになります。
歌詞の中で歳を重ねた彼女を表しているのが「永遠のプリンセス」という表現です。
彼女がどんなに歳を取っても彼にとっては、愛おしくて仕方のない存在ということが分かるでしょう。
彼女を愛し続けるという永遠の愛が込められているのです。
さらに、2人の愛情は現世だけでなく、例え死んでからも続くものと誓っています。
来世でも一緒になりたいという2度目のプロポーズであり、彼女も同じ思いなのでしょう。
とてもラブラブなのが伝わるのではないでしょうか。
「おてんば」に込められたメッセージ
これは 75億分の一人と
一人が出会って恋に落ち
そして当たり前のようにキスする
ありきたりな話さ
一人は出来の悪い男で
もう一人はお天馬なプリンセス
男が言う “キミと出会う為にボクは生まれてきた”
出典: Stand by me,Stand by you./作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
彼女を示す「おてんばなプリンセス」という表現は最初と最後ではおてんばの漢字が異なります。
最初は「お転婆なプリンセス」と表現している一方、最後は「お天馬なプリンセス」と表現しているのです。
これは出会った頃と、ともに過ごすことでの変化した彼女へのイメージを表していると考えられます。
出会った頃の彼女は可愛らしく明るいイメージだったのでしょう。
その彼女が主人公にとってはただただ可愛らしく感じていたのかもしれません。
一緒に過ごす中で彼女への尊敬の気持ちが入ったことで、最後は「お天馬」と表現していると考えられます。
彼女の偉大さや暖かさ、そしてなによりも主人公から彼女への愛情が輝いて見えているのでしょう。
だからこそ「お天馬=ペガサス」と表現しているようにも感じられます。
これらの表現からも、主人公から彼女への愛情の深さを読み取れるでしょう。