ここからは「お釈迦になる」の歌詞を見ていきましょう。
ダメ天使ことナナヲアカリが語るのは、誰しも多少は持っている本音です。
これでもかという皮肉っぷりで、お笑いを見ているかのような気分にさせてくれますよ。
アラームをクビにしたら…
この世で何よりも
この命を賭けてもいいほど
朝一のアラームほど
許せない輩はいないでしょ
もしあたしが日本の
一番偉い人になれたら
即座にヤツを
クビにします
出典: お釈迦になる/作詞:ナナヲアカリ、Neru 作曲:Neru
夜はまだ寝たくないと思うのに、朝はまだ寝ていたいと思うあの心理ってなんなんでしょうね?
本当に朝のアラームほど憂鬱な気分にさせてくれるものはありません。
そしてナナヲが日本の偉い人になったあかつきには、アラームをクビにするとのこと。
アラームがこの世から無くなってしまったらどうなるんでしょうか?
遅刻するサラリーマンや学生が続出するような気がしてなりません。
アラームが悪いのではなくて、仕事や学校がある以上仕方のないことなのです。
みたいな正論はここでは通用しそうにありませんね…。
働きたくない!
働きたくはないし
されどもお金ないし
かといや布団から出たくはないし
どこかにダチ想いで
優しい石油王の
友達なんかがいたらいいのに
出典: お釈迦になる/作詞:ナナヲアカリ、Neru 作曲:Neru
飾らないストレートな表現が清々しいですね!
これもやっぱり多くの人が思うことではないでしょうか。
好きなことを仕事にしているのなら話は別ですが、ほとんどの人は生活のために仕事をしています。
大金持ちで養ってくれる友達がいるのなら、そういう人たちはわざわざ働くようなこともしないでしょう。
本音を言えば、ずっとゴロゴロしてニートのような生活が許されるなら、この上ないですよね。
葬式でEDM
ねー母さん
あたしここらが死に時みたいね
天国へのバイブスが高まってる
ねー父さん
あたし葬式はEDMみたいにね
レインボーのディスコボールで
パーティーチックにお願い
出典: お釈迦になる/作詞:ナナヲアカリ、Neru 作曲:Neru
面白くもない仕事にほとんどの時間を割かれる人生なら、いっそ死んだ方がマシ。
極論とも言える言い分が展開されるこの部分。
そして葬式はパーティのように盛大に。
死んでしまえばめんどくさい仕事にも行かなくてよくなる。
そう思うと主人公にとってはお祝い事なのですね。
海外だと盛大に行う場所もあるようですが、EDMはさすがにマズイでしょう…。
異常な死にたさ
オーバードーズ バドーズ
死にたさがオーバードーズ
お釈迦になる
出典: お釈迦になる/作詞:ナナヲアカリ、Neru 作曲:Neru
オーバードーズは薬物の過剰摂取などを表す言葉です。
ここでは異常な死にたさ加減を表すためにこの言葉を使っていますね。
お釈迦様って、高尚な存在ですよね。
ここまで挙げたような理由で死んだ人がなれるとは到底思えません。(笑)
頑張ろうとはするけど
今日もココロがランアウト
現実だってシャットアウト
起きたらすぐにシットダウン
試しにファイティンポーズ
とってはみるけど
維持できないなら意味ないじゃん
なんて言わないで自己申告制
これでも頑張ってる「つもり」
やっぱりめんどくさい ムリみ〜
出典: お釈迦になる/作詞:ナナヲアカリ、Neru 作曲:Neru
仕事に行かないといけないけど、心はここにあらず。
今日は一日休んで現実逃避したい。
そんな日ってありますよね。
起きてもすぐに二度寝三度寝。はい、毎日です。
自分なりに鼓舞して頑張ろうとすることだってもちろんあります。
でも大抵は三日坊主で続いた試しがありません。
人間って大体そういうものじゃありませんか?
耳が痛い話です。