目まぐるしく回る 迷い掻き分けて
確かな正確(こたえ)なんて 見つかるはずもなくて
夢を見ることも 容易(たやす)くはないさ
耳を澄ましてみれば 心がざわめいていた
出典: GUTS!/作詞:eltvo、s-Tnk 作曲:SAKRA
1行目、2行目からは何か壁にぶち当たってもがいている様子が伝わってくるようです。
進むべき道や何かを選択する時、私たちは迷うことが多々あります。
迷って、それでも自分で選択をして進むことが人生であり、その選択が正しいかはわかりません。
あの時の選択は正しかったなどというのは、後になってわかること。
どうしたらいいかという答えは2行目の最後の歌詞のように、その時はまだわからなくて当然なのです。
そして3行目では夢に対して怖気づいているようにも汲み取れます。
真剣に叶えたい夢だからこそ、簡単にはいきません。
その夢に近づくことすらままならない時だってあるのです。
「これでよかったのか?」「これでいいのか?」と、心がざわついていることがわかりますね。
この気持ちから、主人公どのように思考を変化させていくのでしょうか。
先を読み進めていきましょう。
孤独と不安の中で
光の無い 荒野を独り いざ行け
握り締めた手の中には 君の言葉
雨に打たれ 風に吹かれ 僕らは叫ぶ
出典: GUTS!/作詞:eltvo、s-Tnk 作曲:SAKRA
主人公にとって心細く過酷な状況に置かれているのかもしれません。
しかしグッと歯を食いしばり、“君”からかけてもらった言葉を胸に前に進んでいます。
自分に置き換えてみると、この“君”に当たる人たちがいるのではないでしょうか。
迷った時に背中を押してくれたあの人の言葉。
親かもしれないし、友人かもしれません。人によっては恩師ということもあるでしょう。
人生の選択で迷った時、自分で答えを出して選択しなければなりません。
しかし周りを見渡してみると手を差し伸べて道しるべを与えてくれる人がいたりするもの。
どんなに辛く厳しい状況でも応援してくれる人たちがいます。
そしてその人たちからの言葉を励みに、私たちは自分の人生を切り開かなくてはなりません。
何も恐れずに立ち向かおう
青春を謳歌せよ!
VIVA 青春 胸を張れ いつでも変えられるさ
イチニのサンで さあ前を向け 常識なんて吹き飛ばせ
VIVA 青春 立ち上がれ 君はひとりじゃないさ
僕らだけの革命を 夢と希望のパレード 歓びへと舵を取れ
出典: GUTS!/作詞:eltvo、s-Tnk 作曲:SAKRA
『GUTS!』の歌詞では“VIVA”という言葉がキーワードになっています。
日本語では「ビバ!」など、お祭りやフェスティバルなど盛り上がるときの表現で使用されています。
“VIVA”は元々スペイン語やイタリア語で「万歳」を意味する言葉。
「バンザイ青春!!」というニュアンスですね。
「悩み多き青春時代をも謳歌せよ」そんな嵐からのメッセージだと受け取ることができます。
常識に囚われて自分の可能性を狭めることなく、今という青春を楽しめばいい。
そんな前向きなメッセージです。
3行目では、孤独ではないということを伝えています。
つまり応援してくれる人がいるということ。
それを忘れないで、恐れることなく前進していけ!という応援をしてくれているようです。
間違いを恐れない勇気こそ必要なもの
答えが間違いでも その勇気があれば
真実はいつだって ひとつだけじゃ終わらない
風を受けて 飛び立つ君に 幸あれ
人は誰も弱いものさ 泣いてるんだよ
雨は上がり 幕も上がり 僕らは誓う
出典: GUTS!/作詞:eltvo、s-Tnk 作曲:SAKRA
1行目、2行目は胸に留めておきたい言葉ですね。
結果間違いだったとしても、“挑戦した勇気”は称賛されるべきものです。
そしてその経験があれば結果が違う方に変わることだってあるのです。
だから挑戦することをあきらめないで大丈夫!そんなメッセージでしょうか。
4行目ではエールを送ってくれていますね。
大空を自由に飛んでいる鳥のように、風に乗って高く飛び立つのだと。
5行目では共感を呼んでいます。
夢への過程で孤独を感じても、みんなそうやって涙しながら進んでいくのだから大丈夫。
嵐もきっとそんな時代を経験してきたのでしょう。
だからこそ、ここでは優しさが伝わってきます。
晴れない雨なんてないのです。
光が差さない暗闇なんてないのです。
その先に見える景色のために前に進みたくなるようなメッセージですね。
さあ今こそ、進め!自分の夢へ!
VIVA 青春 咲き誇れ 全てを変えられるさ
イチニのサンで さあ走り出せ やりたいように突き進め
VIVA 青春 声上げろ まだまだ諦めるな
どんな小さい希望でも 明日のためのエール 心でぎゅっと抱きしめて
出典: GUTS!/作詞:eltvo、s-Tnk 作曲:SAKRA
人生の中で最も素晴らしい時間のひとつである“青春”。
この時にしかできないことがとてもたくさんあります。
若さという勢いを武器になんだってできるかもしれません。
自分が行く先にまだ起こってもいないことを気にして動けなくなるより、とにかく進むのです。
1行目の最後の文章のように、自分の未来は変えることができるから。
まだもう一歩踏み出せずにいる人は、叫んでみるといいのかもしれません。
「青春バンザイ!!」と。
そうしたらちょっとやそっとの悩みなんて吹き飛ぶかもしれませんよ♪
自分の生きてきた今日までの道が全て明日のための糧になることを伝えてくれています。
嵐の中 戦う友よ いざ行け
握り締めた手の中には 君の言葉
雨に打たれ 風に吹かれ 僕らは向かう
出典: GUTS!/作詞:eltvo、s-Tnk 作曲:SAKRA