FIVE NEW OLDを広く世に知らしめた楽曲

「ONE MORE DRIP」、つまり彼らの奏でる音楽で人々の生活を彩りたいと願っているFIVE NEW OLD。
「ミンティア」のCMに起用された「Breathin’」は、そんな願いを広めるきっかけとなった楽曲です。
公開されたMVの中で特徴的なのは、フェイスシールドをつけた少女の姿。
何をするにもマスクやシールドがかかせない、コロナ禍における現代を描いたストーリーなのです。
いつ終わるのか分からないウイルスの恐怖と闘う全ての人を勇気づけ、立ち上がる元気をくれる本楽曲。
この力強さと小気味良いリズム感、そして人々を惹きつける歌詞は、FIVE NEW OLDだからこそのものです。
本楽曲をきっかけに過去の曲、そしてこれからの曲が次々に脚光を浴びるのは間違いないでしょう。
暗闇の中でもできることを
今、太陽はどこに?
Wake up looking for sunshine
All my fears, fears are gonna fade away
Fade away yeah yeah yeah
出典: Breathin’/作詞:Hiroshi Nakahara 作曲:FIVE NEW OLD
呼びかけるように始まる1番の歌詞。
読み解いてみると、主人公が不安を抱きながら毎日を過ごしていることがわかります。
起きろ、太陽を探していれば
恐れは次第に消えて失せていく
段々と Yeah Yeah Yeah
出典: Breathin’/作詞:Hiroshi Nakahara 作曲:FIVE NEW OLD
まるで目の前が真っ暗になってしまったかのように見える日々。
それは主人公だけでなく、この地球に生活する全ての人にいえることです。
誰もが不安を抱えている中、1人だけ「大変だ」と口にするのもはばかられる……。
そんな救いのない世界でただ1つだけ信じるものがあるとすれば、それは光をもたらしてくれる「太陽」です。
真っ暗な夜も、時が経てば必ず日が昇り、明るい朝がやってきます。
現在が夜とするならば、いつか必ず夜明けがやってくるでしょう。
時には雲に隠れ、その姿をくらましてしまう太陽。
しかしどこにいるかさえ把握していれば、再び姿を見せてくれるその時を待つことができるのです。
大切なのは希望を忘れないこと。
「2度と太陽は昇らないのではないか」と不安を募らせ、1人で苦しむ必要はないのです。
除け者にされようとも
Dark days, broken memories
We are lovely oddities yeah
Lovely yeah yeah yeah
出典: Breathin’/作詞:Hiroshi Nakahara 作曲:FIVE NEW OLD
繰り返される「yeah」は、まるで自分たちを鼓舞しているかのようにも感じられます。
和訳は一体どんな意味になるのでしょうか。
辛かった日々 傷ついた思い出
そうさ俺たちは愛すべき除け者
最高だろ Yeah Yeah Yeah
出典: Breathin’/作詞:Hiroshi Nakahara 作曲:FIVE NEW OLD
コロナ禍における現代でも、「前を向くこと」の大切さを訴えてきた主人公。
マスクで顔を隠しているからといって、気持ちまで覆い隠す必要はありません。
こんな時だからこそ、自粛しながらでもできる楽しみをなくすべきではないのです。
しかし、その考えは時に鬱陶しがられ、時に批判の的となることも……。
「こんなにも大変な時に、楽しむなんてもってのほか」という意見がなくなることはないようです。
少ない人数で頑張っていても、邪魔だといわれてしまうこんな世の中。
目に見えない恐怖は、本当は優しいはずの人の心ですらもむしばんでしまうのです。
しかし主人公は音楽を奏でるのを止めません。
どうしようもなくなった時、人々の心を救うのが音楽の力だと知っているためです。
辛い日々を繰り返すだけじゃ始まらない
No more I'll never take this way
Because my dog days are over
So now just let me go
出典: Breathin’/作詞:Hiroshi Nakahara 作曲:FIVE NEW OLD