ドラマのストーリーにぴったり!
フジテレビ「明日もきっと君に恋をする。」の主題歌となった、SECONDWALLの「恋の終わりに、桜舞い散る」
タイトルのごとく、恋の終わりの思い出を歌う切ない楽曲の歌詞とMVを追っていきましょう!
「明日もきっと君に恋をする。」は、真剣佑が恋愛に不器用な青年を演じる、ややファンタジックなラブストーリーです。
SECONDWALLの魅力が満載!
SECONDWALLは声がキュートな女性ヴォーカルが特徴です。
しかも、アイドル調ではなく、バリバリのロックを歌います。
さらに、今回「恋の終わりに、桜舞い散る」は、どうやら男性の気持ちを歌っているようです。
女性ヴォーカルなのに?と思うかもしれませんが、そんなに違和感も感じず、すっと心に入ってきます。
それは男性、女性関わらず、SECONDWALLというロックバンドが奏でる楽曲だからなんだと思います。
この曲は、SECONDWALLじゃなければ成り立たなかったのではないでしょうか?
そんな奇跡の曲、「恋の終わりに、桜舞い散る」を掘り下げてゆきましょう。
現在ではなく、過去を想う歌
目まぐるしい日々季節は巡り
共に過ごしたこの場所に別れを
見上げれば空もなんだか少し
寂しそうな色をしてる
見えるモノがほら輝き出す
気付いてたよ君が僕の全て
変えてくれたから未来も全部
三月の終りに最終のベル駅のホーム
手を振る君の寂しい笑顔に目が潤む
サヨナラは言えなくて
いつかまたこの桜の駅で会えますように
出典: 曲名/恋の終わりに、桜舞い散る 作詞:YUKA 作曲:YUKA
どうやら、今の気持ちを歌っているというよりも、過去の思い出を思い出しているように思えます。
強く思っているというよりも、なぜか心に残って、忘れられない。
ふとした瞬間にフラッシュバックする記憶。
今はその記憶に縛られているわけではないようですが、何か心残りがあるのでしょう。
かつて僕の全てだったあの子
過去形ですが、昔、大事だった人を思い出しているようです。
その存在は、僕の全てだと思うほど。
相当な影響を受けた相手なのでしょう。
その人がいてからこそ、今の自分になって、今の生活があると自覚しています。
ただ、その人はもう近くにいるわけではなさそうです。
そんな大切な存在と、なぜ離れてしまったのでしょうか。
キーワードは「さよなら」という言葉
言わなかった「さよなら」
3月という時季と、駅のホームというシチュエーションで、やむを得ない別れだった事が想像できます。
3月、就職や進学で、別の道へ進む事が決まったのでしょう。
決して心の別れではなく、距離が離れてしまう事。これまで過ごしていた二人の日々が終わってしまう事。
だから、笑顔でいようと頑張っていたけど、自然と涙が溢れてきます。
お別れではないから、「さよなら」は言わなかった。
また会えると信じていたから。
またここに帰ってくると、決めていたから…。
会うのは、別れたこの場所、同じ時季、桜が舞い散るこの駅のホームで、と決めていたのしょう。