夜の街を見下ろしながら、彼女との記憶が頭を駆け巡った。

 彼女と一緒に、美味しいと評判のお店へ食事に行った記憶。

 彼女は必ず、おすすめ以外の料理を頼んでいた。

 僕は必ずおすすめ料理を注文していたんだ。

 彼女の頼んだものが気になって、必ずひと口もらってた。そして、おすすめじゃないその料理の方が何故か美味しく感じてたんだ。

 大事なことは彼女に相談すると、良いアドバイスをくれたし、良い方向に進めていたんだ。

 彼女がくれたプレゼント、心遣いや思いやりの言葉、彼女からもらった思い出の全てを思い出すことは出来ない。

 だけど、彼女との時間は大事にしていたんだ。大事にしてたんだ・・・僕は涙が出てきそうになるのを必死でこらえた。

 いつしか彼女への思いが駆け巡って、気付けば夜の街を見つめながら、別れた彼女(君)へ向けて独り言ちていた。

 そんな彼女が出した結論ならば正しいと思うしかない。

 

と、彼は独り言ちながら別れを必死に受け入れようとする心の葛藤がみてとれます。

特に「別れも仕方ないのだろう」というフレーズに、受け入れたくない彼女との別れを、受け入れなければならないと自身に言い聞かせているようにさえ感じます。

また、「大事にしていたんだ」「大事にしてたんだ」の箇所は、同じフレーズに思えるけれど、ニュアンスが少し違いますね。

一文字あるかないかだけで、こんなにも表現が変わるとはさすがback namberの歌詞だと脱帽です。

失恋したばかりで、彼女への思いを断ち切れない、彼の張り裂けそうな心の苦しさを感じます

タイトル「チェックのワンピース」の意味

サビの部分に答えはある

これから
チェックのワンピースを
どこかで見つける度に
あぁ君を思い出すのかな
嫌だな 嫌だな
それでも
いつかまた出会えたら
僕ならもう大丈夫だと
言えるように
君より似合う誰かを
見つけるから

出典: https://twitter.com/bknb_lyric_bot/status/924245472583213056

「嫌だな 嫌だな」と2回繰り返すフレーズが印象的なサビの部分。

 

 彼女は別れを告げたこの日、お気に入りのチェックのワンピースを着ていた。

 いつもながら良く似合っていた。

 そして、笑顔で「別れよう」と言った彼女は美しかった。

 この日の彼女を僕は忘れることはないだろうと思う。

 無意識的にチェックのワンピースを目で追ってしまうし、見る度にこの日を思い出してしまう。

 そんな自分が嫌で嫌で仕方ない。

 今はまだ苦しいけれど、必ず僕は立ち直って、「君より似合う誰かを見つけるから」。

 

最後は別れた彼女に対しての決意表明のようにも聴こえます。

全体の歌詞を通して失恋相手を表現している具体的なものは「チェックのワンピース」しかありません。

つまり「チェックのワンピース」=「失恋相手の彼女」であり、その彼女へ向けた思いを歌詞にしている為、この「チェックのワンピース」をタイトルに使ったのだと思います。

まとめ

個人的な解釈でストーリーを描きながら歌詞解釈をしてみましたがいかがだったでしょうか。

人それぞれ歌詞の解釈の仕方は違うと思うので、是非、あなたはあなたの歌詞解釈でこの「チェックのワンピース」を聴いて欲しいと思います。

あなたはどんな場面をイメージしますか?

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