風の強さがちょっと
心を揺さぶりすぎて
真面目に見つめた
君が恋しい

出典: マリーゴールド/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

この部分から感じられるのは、彼女との関係が一筋縄ではいかなかったことです。

2人の恋が、心を揺さぶるような強い向かい風にさらされてきたことを感じさせます。

そんな向かい風にさらされても尚、自分との関係を真剣に考えてくれる彼女。

その様子に恋しさを感じる主人公の気持ちが描写されいるように感じます。

主人公のいじらしさ

でんぐり返しの日々
可哀想なふりをして
だらけてみたけど
希望の光は

目の前でずっと輝いている
幸せだ

出典: マリーゴールド/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

やっと訪れた平穏な日々。

彼女が傍に居てくれるから本当は平気だけど、主人公はちょっと疲れた様子を覗かせます。

彼女の気持ちを引こうとする主人公のいじらしさを感じさせる部分ですね。

それにちゃんと応えてくれる彼女の様子も伝わって来ます。

2人は今まさに幸せの真っ只中にいるのでしょう。

今でこそ笑える思い出

麦わらの帽子の君が
揺れたマリーゴールドに似てる
あれは空がまだ青い夏のこと
懐かしいと笑えたあの日の恋

出典: マリーゴールド/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

ここからサビの歌詞ですが、恐らくこれは回想シーンでしょう。

麦わら帽子を被った彼女と並ぶマリーゴールドの花。

今でこそ懐かしんで笑えるというこの歌詞は、そのとき2人の恋に危機が訪れていたことを感じさせます。

「もう離れないで」と
泣きそうな目で見つめる君を
雲のような優しさでそっとぎゅっと
抱きしめて 抱きしめて 離さない

出典: マリーゴールド/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

そんな思い出を振り返って泣きそうになる彼女。

きっと2人はあの夏の日、一度別れを経験したのでしょう。

主人公は「もう離れることはない」というように、彼女を優しく抱きしめます。

辛い別れを乗り越えた2人は、きっと前よりも強い絆で結ばれているのでしょうね。

2人だから乗り越えられた

本当の気持ち全部
吐き出せるほど強くはない
でも不思議なくらいに
絶望は見えない

出典: マリーゴールド/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

恋の危機を乗り越えた主人公も、それは別に自分が強いからではないと感じている様子を覗かせています。

このことが物語るのは「2人なら乗り越えられる」ということではないでしょうか。

人と本音でぶつかれるような強さを自分は持っていないという主人公。

そんな主人公でも、彼女と一緒ならこの危機を乗り越えることができました。

1人で無理なら2人で力を合わせれば良い。

2人の絆もそうですが、時には人に頼ることも大切だということも感じさせられる歌詞になっていますね。

直球過ぎる表現も

目の奥にずっと写るシルエット
大好きさ

出典: マリーゴールド/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

彼女を真っ直ぐに見つめる主人公の様子が思い浮かぶ歌詞ですね。

その詩的な表現とは裏腹に「大好きさ」というストレートな言葉が続きます。

普段なら直球過ぎて照れ臭く思えるような言葉も、歌にすると自然なものですね。