【キラメキ】とはどんな曲?
アニメのエンディングに起用された楽曲
5人組ポップロックバンド【wacci】。
彼らの音楽は明るいメロディと心情や想いを繊細に描いた歌詞が人気を博しています。
そんな彼らが2014年12月3日に自身の4thシングルとして【キラメキ】をリリース。
この楽曲はフジテレビ系で2014年10月から放送されたTVアニメ「四月は君の嘘」のEDテーマに起用されました。
アニメのストーリーともリンクするような歌詞に仕上がっているこの楽曲。
亡くなってしまった大切な人へ向けられた溢れんばかりの感謝が歌詞には綴られているのです。
主人公が伝えたい想いとは一体どのような想いなのでしょうか。
歌詞の意味を読み解きながら、分かりやすく解釈していきたいと思います。
タイトルから読み取れること
この楽曲のタイトルは【キラメキ】。
このタイトルには主人公の相手に対する想いが込もっているのです。
主人公にとって相手の存在が、輝かしく、美しいものにみえていたことを表しています。
主人公と相手にどのような物語があり、どんな経緯で今に至るのか。
歌詞の意味を読み解くとみえてくる「ありがとう」の意味もこれから読み取っていきたいと思います。
主人公と相手の関係がみえてくる
2人で支え合っていた
落ち込んでた時も 気がつけば笑ってる
二人なら 世界は息を吹き返した
出典: キラメキ/作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平
この歌詞の登場人物は2人、主人公と相手です。
この2人の関係は、明確には描かれていません。
しかしお互いがお互いを信頼し合い、高め合っていたことを読み解くことができます。
長い人生の中では、苦しいことや辛いことに何度も直面するでしょう。
そのような時に苦しみを半分受け止めて少しでも気持ちを楽にしてくれたのが、相手だったのです。
何度凹んでしまっても、いつも隣で笑ってくれていた相手のおかげで簡単に立ち直ることができました。
この歌詞からは1人では抱えきれない不安や哀情も2人なら助け合えるのだと伝わってきます。
お互いで支え合うことで、主人公たちも苦難を乗り越えてきたのです。
主人公は相手のことを好いていた
いつもの帰り道 足音刻むリズム
雨上がり 街を抜けてゆく風の優しい匂い
出典: キラメキ/作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平
ここでは主人公の嬉々とした感情を感じ取ることができます。
主人公の足音が軽快な音を立てていることから、気持ちが高揚し笑顔であることが想像できるのです。
何度も通った見慣れた道でも、1人ではなく2人ならいつもと違ってみえてきます。
人間的に好きな人との時間は、心地良く、心を豊かにしていくのです。
心が豊かになれば自分が見ている景色も変化をしていきます。
花はより艶やかに、空はより澄み渡り、風はいつもより優しく肌を撫でている。
今まで1人だった頃では感じることのできなかった自然の素晴らしさに気づけるのだと感じ取ることができます。
この歌詞では主人公が相手のことを心の底から好きだからこそ起きた変化を読み解くことができました。
特別な想い
同じ時間を分け合いながら 二人で過ごせた奇跡を
これから先も繋げたいんだ ちゃんと目を見て伝えたい
出典: キラメキ/作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平
主人公は2人で過ごしている時間を最大の幸福に感じています。
相手と出会ったことで新しい発見や、感じることのできなかった喜びを知ることができました。
だからこそ主人公にとって相手の存在は単なる友達ではなく、特別な存在なのです。
そんな特別な存在とこれからずっと一緒に居られたらどれだけ幸せなのだろう。
主人公の心の奥に秘められた願いが透けてみえてきます。
この歌詞からは主人公がいかに相手のことを想い、大切に思っているのかを読み取ることができるのです。