つないでいたい手は 君のものだったよ
握り方で何もかもを伝え合える その手だった
他の誰でもない 君じゃなきゃだめだよ

出典: キラメキ/作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平

この歌詞からは主人公の相手に対する好意がみえてきます。

今までに出会った人の中でも、主人公にとって相手は群を抜いて気になる存在なのです。

何を食べているのか、何を思っているのか、何が好きなのか。

相手のことを全て知りたいと思うのです。

相手のことを理解するために、ずっと側に居て欲しいと願います。

一緒にいることでもっと相手のことを知っていき、どんどん繋がりが深くなっていくのです。

長い人生を一緒に歩んでいきたいと思える相手に巡り合うのは難しいことかもしれません。

主人公はついに運命の出会いを果たし、寄り添いたいと思う人に出会えたのです。

ここでは主人公の熱意と精一杯のプロポーズが綴られていました。

なかなか割り切ることができない感情

振り返ってみても いないのは分かってる
なのにまた 名前呼ばれた気がして 見渡してみる

出典: キラメキ/作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平

この歌詞では相手はもうこの世から旅立ってしまっていることを表しているのでしょう。

主人公は亡くなってしまった現実に向き合うために、何度も受け入れようと決意をしたのです。

しかしいなくなってしまってから、ふとした時に思い出すのは相手の笑顔や声でした。

何気なく街を歩いていると聞こえるはずのない声が頭の中を駆け巡るのです。

大切な人の死は簡単に受け入れることはできません。

相手を想う気持ちはなかなか消えることはなく、その想いが時に幻覚をみせるのです。

ですがそれは相手のことを本気で想っていた証拠でもあるのだと感じ取ることができます。

いなくなってしまったことを認めたくない。

自分の心が深く傷つかないための自己防衛の1つとして、受け入れることができないのです。

主人公が相手に送りたいこと

相手こそが主人公の中の輝きだった

聞いていたい声は 君のものだったよ
耳を伝い体中を包むような その声だった

出典: キラメキ/作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平

主人公にとって相手の存在こそが癒しであり、幸せでした。

笑顔をみているだけで自分も笑顔になり、声を聞いているだけで心がリラックスしていくのです。

一緒にいることで心が安らぎ、多福感が主人公を満たしていきます。

本当はいつまでもいつまでもその幸せの中で一緒に過ごしていきたかった。

これから寂しい時や辛い時に、半分受け止めてくれる人がいなくなってしまったのです。

ここでは主人公の悲しみが痛いほど伝わってきます。

今まで当たり前に過ごしていた時間も、もう戻ってくることがありません。

しかし厳しい現実を目の当たりにしながらも、主人公の頭に浮かぶのは相手の良いところばかりなのです。

最後に伝えたい想いとは

出会いから全てが かけがえのない日々
いつまでもこの胸にあるよ ありがとう

出典: キラメキ/作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平

この歌詞の最後には主人公から親愛なる相手に向けられた想いが込められています。

伝えたいのは「感謝の気持ち」。

自分の中に起きた良い変化は全て相手のおかげだったと綴っています。

相手と出会えたことで、沈み込んでいた自分を払拭することができたのです。

それだけではありません。

一緒に過ごせた幸福な時間や楽しかった時間、キラキラとした思い出たちが主人公の中にできたのです。

その輝かしい思い出たちは主人公の心にいつまでも輝き続けるでしょう。

いつか辛い時や苦しい時も、そのキラメキがまた主人公を奮い立たせる発端になるのです。

いなくなってしまっても主人公を支え続けてくれる相手の存在。

苦しかった自分を変えてくれた相手に、主人公はありったけの感謝を送らなければ気が済まないのです。

【キラメキ】歌詞意味解釈〜まとめ〜

大切な人のことを想う主人公の優しい歌

この楽曲は主人公にとって大切な人への想いがたくさん詰まった楽曲でした。

その人とは一緒に同じ時間を過ごし、楽しいことも苦しいことも共有してきた数少ない存在です。

主人公もその相手と出会ったことで自分が変わることができ、成長できたのだと綴られていました。

しかしある時、その人はこの世を去ってしまったのです。

歌詞からは主人公の深い悲しみと受け入れることができない苦しさを垣間みることができます。

ですが主人公は悲しみに暮れているだけではありませんでした。

今まで相手に支えられていたこと。

そして相手の意思や心が主人公の中に残っていて、それが今でも自分を支えてくれているのだと気づけたのです。

だからこそ主人公はその相手にたった一言だけ言葉を送りました。

それが「ありがとう」。

彼の感謝だけでなく、想いや好意など全てがこの言葉に詰まっていたのです。

この曲からはいかに主人公の中で、相手がキラキラして素晴らしい人間だったのかを感じ取ることができました。

オススメ楽曲紹介!