まるでシンデレラのような「One in a Million-奇跡の夜に-」
GENERATIONSの6thアルバム

「One in a Million-奇跡の夜に-」はGENERATIONSの6枚目のシングル表題曲です。
キラキラした音色と、シンデレラのようなロマンチックな雰囲気が印象的な曲となっています。
「奇跡の夜」というタイトルからも、素敵な恋愛が繰り広げられそうな感じです。
「One in a Million」は「100万人に1人」という意味。
「愛する人は100万人いる人々の中のたった1人」ということでしょうか。
話題になった映画の主題歌なので、テレビで聴いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
音楽プロデューサーの☆Taku Takahashiさんとのコラボ曲という側面でも注目されました。
聴いているとおとぎ話のようなロマンに満ちた恋愛のように見えますが、実際はそうでもないようです。
運命をも変えようとする、過酷な恋の行方を見てみましょう。
映画『午前0時、キスしに来てよ』主題歌
「One in a Million-」は映画『午前0時、キスしに来てよ』の主題歌になりました。
ドラマチックな恋に憧れる平凡な女の子と、国民的スターの青年が恋をする王道シンデレラストーリーです。
芸能人でイケメンな男性と密かな恋をするという、まさに夢のようなシチュエーション!
多くの女性が憧れる展開ではないでしょうか。
ちなみにイケメン俳優役の片寄涼太さんは、この主題歌のメインボーカルも担当しています。
キミとの出会い
「One in a Million-奇跡の夜に-」は男性目線の歌詞となっています。
ということは、スーパースターである青年が主人公というわけですね。
たとえ一般人ではなかったとしても、自分は人間であり年頃の男の子であることに変わりありません。
平凡な女の子を好きになる可能性だって大いにあるでしょう。
その時、壁として立ちはだかるのが周りの目です。
何としてでも好きな人と一緒にいることを望んでいますが、そのために主人公はどうしていくのでしょうか。
夢のような出会い
まるで時計の針さ 瞬間のRendezvous
こんなFeeling
It’s like I’m dreaming
出典: One in a Million-奇跡の夜に-/作詞:EIGO・Minami 作曲:☆Taku Takahashi・Minami
時計というモチーフがタイアップ映画の「午前0時」と重なりますね。
「Rendezvous」はよく日本語でも「ランデブー」として使われる言葉です。
一般的には「出会い」という意味で使われる単語で、この歌詞もこちらの意味で訳せるでしょう。
出会いというのは一瞬一瞬のものであり、時計の秒針が過ぎてしまえば出会えない可能性もあります。
ですから好きだと思える人と出会えたのは奇跡なのです。
主人公もその女の子と出会えたことを「夢のようだ」と表現しています。
素敵な出会いができたことへの喜びが伝わってくる言葉です。
望む未来は
キミに似合う靴を見つけ
それが似合う理由にボクがなる
運命にすら逆らっても
キミと歩む未来が欲しい
出典: One in a Million-奇跡の夜に-/作詞:EIGO・Minami 作曲:☆Taku Takahashi・Minami
今度は「靴」というのがシンデレラを思わせます。
ガラスの靴のような、好きな人に似合う靴を用意したいようです。
相手は自分が普通の女の子だと思っているので、「こんなの似合わないよ」と言われるかもしれません。
しかし、自分がいれば話は変わります。
主人公は自分がどれだけ影響力のある人間か分かっているのでしょう。
アイドルをやっているわけですからね。
カッコイイ自分と一緒なら、着飾った相手の可愛さも引き出されるのではないでしょうか。
とはいえ、その女の子は自分のような芸能人ではありません。
ひょっとしたら周りからあれこれ非難されることもあるでしょう。
だからといって諦める主人公ではありません。
その女の子と一緒にいられる道を模索します。
現在は芸能人と一般の人が結婚するのはよくあることになりました。
ですが今の主人公はきっと、大注目のスターで時の人なのでしょうね。
そういった人ほどスキャンダルに遭いやすいですし、恋人がいると分かれば大ニュースになりそうです…。
下手をすればバッシングを受けて、好きな人と離れ離れにならないといけなくなる可能性すらあります。
そんなことはさせないと、運命を変えようとしているのでしょう。