flower【花瓶に触れた】歌詞を解釈！花瓶に活けられた花が表す意味は？もどかしい想いに触れよう

2016年2月にニコニコ動画に投稿されたボカロPバルーンによる楽曲【花瓶に触れた】。

後に定番となるバルーンお得意のVOCALOID『v flower』。

彼女を使って投稿した楽曲は、実はこの曲が初めての作品でした。

ロック調の楽曲を得意とする『v flower』の性能を十分に生かしたアップテンポな今回の曲。

完成度の高さも相まって、彼が初めてニコニコ動画で高い評価を得た楽曲ともなっています。

その後、『シャルル』『メーベル』などのヒット曲を次々生み出すヒットメーカーとなったバルーン。

そこからさらに、本名である須田景凪としての活動もスタートさせました。

今や業界の注目株であるシンガーソングライター須田景凪の活躍は、こうして始まったのです。

そんな今作の動画は、ニコニコ動画だけでなくもちろんYouTubeでもお楽しみ頂けます！

当時からバルーンはニコニコ動画だけでなくYouTubeにも楽曲を投稿していたようですね。

ボカロPの枠を飛び越えて活動する将来を、彼自身の中でも描いていたのかもしれません。

VOCALOID曲の映像は初めて曲を聴く人にも分かりやすいよう、動画内に歌詞も表記されている事が多いです。

その為、歌詞と映像の展開を併せて楽しんで頂くことが出来るようになっていますよ。

今回【花瓶に触れた】の映像制作を手掛けているのはイラストレーター『アボカド6』。

バルーンの活動初期からタッグを組んでいる、ファンにはお馴染みのコンビとなっています。

独自の鋭い感性を生かし、見る者をはっとさせる情景描写に長けたアボカド6。

彼のイラストは今回の楽曲でどのように生かされているのでしょうか？

それでは早速、楽曲の歌詞を読み解いていきたいと思います！

この曲で歌われているもの…それは悲しいある2人の恋の物語でした。

自分の家に帰ったのは、夜の深い暗闇がうっすらと藍色に染まり始めた頃。

深夜4時頃に空模様が変わり始めたという事は、限りなく夏に近い日なのかも知れません。

足で転がすような玩具は、もう大事に思えていない物の内の1つ。

翌日迎える日がいかに大事な日なのか、という事を対比して現しているようです。

ただ残念な事に、彼が想いを寄せる人の視界に映るのは自分ではない他の誰か。

明日は2人の記念日なのか、はたまた2人で出掛けるだけのごく平凡な1日なのか。

どちらにしても、明日を大事な一日にしたいと思っているのはもしかしたら彼だけなのかもしれません。