豪華キャストが終結

映画版の「風に立つライオン」は、大沢たかおが主役の医師役、さらに石原さとみがケニアで彼を支える看護師役、真木よう子が日本に残した恋人役を務めるという豪華な顔ぶれです。

ケニアロケも大迫力

映画はさだの楽曲を下敷きに、ケニアで医療ボランティアとして活躍した一人の医師にスポットを当てたヒューマンドラマとして描かれています。

医療のあり方や命の尊さを見つめた内容と共に、実際に現地ロケを敢行したというケニアの雄大な自然が胸に迫る作品となっています。

映画のために曲を再録

主題歌としてエンディングで使われた「風に立つライオン」は、映画化の際にリリース以来実に28年ぶりに再録されたバージョンです。

49人編成のフルオーケストラによる演奏が雄大なアフリカの風景が蘇らせ、エンディングではアフリカの大地を思わせる壮大なコーラス入りの「アメイジング・グレイス」が流れて感動を盛り上げます。

当初の予定では映画用に8分51秒であったオリジナルを短くする目的もあって再録されたそうです。

にもかかわらず、28年の歳月を経て溢れた想いが、結果的に9分37秒というオリジナル超えの大作の完成につながりました。

ちなみにこの再録版は2015年2月にデジタル配信が開始され、売り上げの一部は、1995年にさだまさしが立ち上げたNPO法人の基金を通じ、ケニアの医療施設などに寄付されました。

『風に立つライオン/さだまさし』は○○の直訴で映画化?!実話って本当?真相を徹底解剖!の画像

最後に

さだまさし楽曲から始まり、やがて小説や映画にもなって多くの人の心を震わせることになった「風に立つライオン」。

この曲を聴いて医療従事者や青年海外協力隊員を志す若者も少なくなかったそうです。

故郷を離れ海外で頑張っている医師たちにもたくさんの勇気を与えた名曲、皆さんも是非一度じっくり聴いてみてはいかがでしょうか。

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