「僕の見ている風景」に収録
大野智くんのソロ曲「静かな夜に」は、アルバム「僕の見ている風景」に収録されています。
発売されたアルバムにソロ曲があるかどうかをチェックするのも楽しみの一つかもしれません。
ソロ曲以外にもかっこいい曲やアップテンポで楽しい曲、ドラマ主題歌などを収録。
アルバムとしても魅力的な作品ですから、ぜひチェックしてみてください。
切ないバラードを繊細に歌い上げる
「静かな夜に」は遠い愛の記憶に苛まれる、切ないバラードです。
大野くんはソロ曲はもちろん、嵐の楽曲の中でも圧倒的な歌唱力で存在感を示しています。
そんな大野くんが歌い上げる「静かな夜に」は、繊細な声に心奪われること必至。
ぜひ、自分の耳で確かめてみてください。
意味深なタイトル
大野くんのソロ曲「静かな夜に」。
一体、静かな夜に何があったのでしょうか。
続きがありそうなタイトルに、心くすぐられます。
では、「静かな夜に」とは一体どのような内容なのでしょうか?
個人的解釈を交えながら、歌詞をご紹介します。
「静かな夜に」の歌詞を紹介
では、「静かな夜に」の歌詞を見ながら解釈していきましょう。
遠い過去を想う
雨の調べ 漂う涙の奏で 霞む空が 覗いていた
時を止めて まどろむ森の深くに 記憶を隠したまま 光探す
出典: 静かな夜に/作詞:R.P.P Dr Hardcastle 作曲:youth case
歌い出しの歌詞では、雨が降っている中で、空を見つめています。
止めどなく降り続く雨が、頬を濡らす涙を想像させます。
だからこそ、一層切なさが際立ちます。
遠い過去の記憶に苛まれているのでしょうか。
止まってしまった時を動かすヒントを探して、今という時間の中でもがいているようです。
幾つも色を重ねるたび 夢のように滲んでゆく
たなびく風に身を委ねたなら 届かないこの声も
出典: 静かな夜に/作詞:R.P.P Dr Hardcastle 作曲:youth case
浮かんでは消えていく思いや、伝えたい言葉。
形にならないほど曖昧な思いが心を埋め、数え切れないほどの言葉が脳裏に浮かんでは消えてゆく。
今さら何をしても取り戻せない過去。
それでも、募る思いが過去を引き寄せるのでしょうか。
伸ばした手のひらに触れた光 通り過ぎてゆく
目覚め忘れた 花を濡らして
まるでそれはいつか見た景色 戻れない
ひとり描き続けた 静かな夜に
出典: 静かな夜に/作詞:R.P.P Dr Hardcastle 作曲:youth case
過ぎ去った過去に思わず手を伸ばしても、掴めるものは何もないのでしょう。
ただ、心の奥にしまった記憶だけ呼び覚まして、涙が溢れてくる。
遠いあの日の景色、戻りたい過去を鮮明に思い描いたところで、戻れるわけもなく。
結局、1人で空を見上げながら、思いふけるのです。
輝く星に重ねる姿
瞳閉じて 流れる涙はどこへ 眠れぬ長い夜に 星を探す
出典: 静かな夜に/作詞:R.P.P Dr Hardcastle 作曲:youth case
戻らない日々を思って目を閉じると、涙が止めどなく流れる。
そこにあるのは愛しさか、後悔か。いくつもの思いが浮かんでは消えていくのでしょう。
眠りに就くこともできず、また空を見上げます。
夜空に輝く星に、一体何を思うのでしょうか。
どこかにいる愛しい人。その人が今、幸せなのか。
誰といるのか。1人なのか。
戻らないとは知りつつも、星に愛しい人の姿を重ねてしまいます。