竹原ピストルの等身大の苦悩を綴った曲

心に訴えかけられる真っすぐで熱いメッセージを歌い続ける竹原ピストル

そんな彼の、アルバム収録曲であり配信限定リリースされた楽曲「おーい!おーい!!」。

自分と向き合うことができず、日々鬱屈とした生活に悩む気持ちを赤裸々に綴った歌詞に注目していきます。

映画『泣くな赤鬼』の主題歌

『泣くな赤鬼』とはどんな映画?

泣くな赤鬼主題歌になった「おーい!おーい!!」。

どんな映画なのでしょうか。

『泣くな赤鬼』
2019年製作/111分/G/日本
配給:KADOKAWA
原作:重松清『せんせい』
出演:•小渕隆(赤鬼先生):堤真一
   •斎藤智之(ゴルゴ):柳楽優弥
   •斎藤雪乃:川栄李奈
   •和田圭吾:竜星涼

出典: http://ja.wikipedia.org/wiki/泣くな赤鬼

「赤鬼」と呼ばれていた熱血教師がかつての教え子と再会し、変わっていく物語。

熱血指導が空回りする先生、高校を中退し野球も諦めてしまった生徒など、登場人物は不器用さが溢れています。

そんな交差する苦悩が、エンディングの竹原ピストルのがむしゃらな歌詞と重なっていきます。

主人公たちの思いと、歌詞に出てくる僕の思いを重ねて聴くと、より心に楽曲が染みわたります。

竹原ピストルも映画を視聴

竹原ピストルは、主題歌となる「おーい!おーい!!」を作る前に、この映画を視聴。

視聴後の彼の熱い思いがインタビューで綴られています。

彼がこの映画に自分自身の気持ちを重ね、強い思いを込めて曲を作ったことがわかります。

動画ニュース| 俳優・堤真一が主演を務め、柳楽優弥、川栄李奈が共演する映画『泣くな赤鬼』(6月14日公開)の主題歌に、シンガー・ソングライターの竹原ピストルが同映画のために書き下ろした「おーい!おーい!!」に決定したことが14日、明らかになった。あわせて、主題歌入りの特報映像が解禁になった。 原作は『とんび』、『流星ワゴン』など多くの小説を残している人気作家・重松清氏の短編小説『せんせい。』に所収されている同名作品。陽に焼けた赤い顔...

日々を無気力に生きている自分

本当に打ち込めるもの、頑張っているものがない

倒れこめるほど疲れ切れず
ウンザリできるほど続けられず

出典: おーい!おーい!!/作詞:竹原ピストル 作曲:竹原ピストル

それでは歌詞を考察していきましょう。

ここで登場する自分とは、日々何もせずダラダラと過ごしているわけではありません。

しかし、1日の終わりに倒れこむほど全力で何かに励んでいるわけでもない

かといって何かを始めても、没頭し熱くなることができない状況ということがわかります。

没頭するものがなくても、守るべき家族などがいて、幸せを感じている人もいます。

しかし、ここで歌われている自分とは、確固たる信念がありません。

よって日々の生活にげんなりしてしまっているのです。

ただ1日をなんとなくこなすだけ。そんな繰り返しの日々

これは現代社会を生きる人々にも共通する点があるのではないでしょうか。

救われないが、何かに甘える