若者を中心に絶大な支持を集める大人気バンド、back numberの経歴
恋愛ソングの中でも、失恋や片思いなど、切ない感情を描いた歌詞に定評のあるback number。
それらを美しいメロディーにのせて演奏する彼らは現在、若者を中心に絶大な支持を集めています。
ここでは、そんなback numberのデビュー、そしてブレイクまでの経歴について紹介していきます。
back number結成のきっかけはメンバーの失恋?
back numberは2004年、群馬県でボーカル・ギター担当の清水依与吏さんを中心に結成されました。
実はback numberが結成したきっかけは、清水さんの失恋にあります。
なんと、高校時代に清水さんが付き合っていた彼女が、バンドマンに取られてしまったのです。
フラれてしまった彼女を見返すために、バンドを始めた清水さん。
そのバンドが、back numberだったというわけです。
ちなみに、バンド名のback numberですが、「彼女にとって、フラれた自分はback number(型遅れ)だから」という意味があります。
清水さんの当時の経験が、後のback numberの恋愛ソングにつながっているのかもしれませんね。
結成してわずか1年でメンバーが脱退
清水依与吏さんが中心となり、2004年に結成されたback number。
現在は大人気の彼らですが、そこまでの道のりは決して順風満帆なものではありませんでした。
結成したその年に初ライブを行うなど、精力的な活動を見せていたback number。
しかし、次第に「バンドを中心にしたい」という清水さんと、「仕事を優先したい」という他のメンバーとの間で溝が生まれてしまいます。
そして、結成翌年の2005年に初代ベーシストと初代ドラマーが相次いでバンドから脱退。
わずか1年で、いきなりバンド解散の危機に立たされてしまいました。
メンバーチェンジを経て、現在のback numberとなる
メンバーが相次いでバンドから脱退し、バンド継続も危ぶまれていたback number。
しかし、2005年の10月に、当時サポートメンバーだった現ベーシスト、小島和也さんがバンドに加入。
さらに翌年には、ドラム担当の栗原寿さんとギター・コーラス担当の斎藤真希夫さんがバンドに加わったことで、現在のback numberの体制となりました。(ギター・コーラス担当の斎藤さんは、2007年に脱退)
すると、大型野外フェスへの出演や、地元群馬のラジオにて冠番組が開始するなど、徐々にback numberとしての知名度が広まっていきました。
2011年メジャーデビュー後は、ヒット曲を連発
インディーズながら、音楽業界やファンの間で注目を集めていたback number。
2011年にシングル「はなびら」でメジャーデビューを果たすと、その後は「花束」や「わたがし」「青い春」などヒット曲を連発。
さらに、2013年の9月には初の日本武道館でのワンマンライブを成功させるなど、名実ともに大人気バンドの仲間入りを果たしました。
近年では、ドラマや映画の主題歌にback numberの楽曲が多く起用されるなど、若い世代を中心に大ブレイク。
今後のさらなる躍進が期待されます。
back number の人気の秘密とは?
若い世代を中心に、圧倒的な人気を誇るback number。
ここでは、そんな彼らの人気の秘密に迫っていきたいと思います。
若者の共感を呼ぶ、せつない歌詞
恋愛ソングを多く発表しているback number。
幸せ溢れる曲もありますが、失恋や片思いなど、せつない感情をモチーフにした楽曲もたくさんリリースしています。
とりわけ若者の共感を呼ぶのは、後者のような恋愛ソングです。
叶わない恋、忘れられない恋など、恋愛の負の側面を描いた歌詞に、多くの人が心揺さぶられてしまいます。
back numberの楽曲が「泣ける」と評されるのも、ここに理由があるのですね。