悲しみの先に本当の輝きがある
UVERworldの『WANNA be BRILLIANT』は、挫折してしまったときにこそ聴きたい曲。
強さとは何か?
幸せとは何か?
大きな壁にぶち当たったときは、それを自分の胸に問いかけてみてください。
自分のなかに確かな答えがあるのなら、きっと何度でも立ち上がって前に進んでいけるはずです。
挫折も後悔も、人生には必要なこと。
この曲はそう言って、座り込んでしまった人々の肩を優しく抱いてくれます。
本当の輝きとは、悲しみを知ることでしか手に入らないものなのかもしれませんね。
痛みを分け合おう
傷ついたとき、自分と同じ目線に立って話を聞いてくれる人がいる。
それがどれほど価値のあることか、この曲を聴いていると分かります。
重たくなった心を優しく包み込んでくれる。
そんな歌詞について、解説していきます。
すべてを捨てても守りたいもの
誰かを傷つけたとしても 守らなきゃいけないものがあるというなら
きっとこの瞬間が それに値して たどり着いた答えだから
出典: WANNA be BRILLIANT/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
”守る”という行為は、簡単なものではありません。
半端な覚悟では何も守ることができない。
何かを犠牲にする覚悟。そして、誰かを傷つける覚悟も必要です。
守るために傷つける。
それをやるせないと感じるときもあるでしょう。
しかし、そんな気持ちさえ超えてしまえる瞬間は確かにあります。
すべてを捨てても守りたいものがある。
その存在に気付けたなら、それが1つの答えになるはずです。
自分のために悩んでくれる人がいる
最後に奇麗事を言うのは 僕の悪い所だね
寂しそうな顔を見たくなくて
出典: WANNA be BRILLIANT/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
大切な人を励ましたいとき、綺麗事を並べてしまうのは、きっと仕方のないことなのでしょう。
傷ついている心を、少しでも癒してあげたい。
そんな気持ちがあるからこそ、耳当たりの良い言葉ばかり言いたくなります。
それを僕が「悪い所」だと思うのは、上手く励ませられない自分を歯がゆく感じているからかも。
嘘偽りのない言葉だけで、相手を元気づけることができたら、それが1番良いのですが……。
現実はなかなかそうもいきません。
しかし、そんなふうに自分のために悩んでくれる人がいるということは、大きな救いになるはずです。
現実を生き抜く強さ
今を乗り越えても、ずっと厳しい現実は続いていく。
果てしない未来に、気が遠くなることもあるかもしれません。
しかし私たちには、そんな厳しい現実を生き抜いていけるだけの強さがあるはずです。
優しさを知っている
この先 何十回 何百回 慈悲無いこの世界で
理不尽な洗礼に 立ち向かっていけるだけの
僕らは強さ必要としてた 君との日々で優しさを知った
出典: WANNA be BRILLIANT/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
私たちが生きている世界は、決して生きやすい場所ではありません。
苦難は終わることなく続き、常に理不尽が付きまとう。
何の救いもないように思えるこの世界で、どうやって生きていけばいいのだろう?
そんなふうに、未来に希望を持てなくなることもあるでしょう。
しかしここの歌詞を聴けば、きっと大丈夫だと思えるはずです。
私たちは経験した苦労の分だけ優しさを知っています。
その優しさが、現実を生き抜くための強さを教えてくれる。
強さとは優しさのことだったんですね。