「THE INVISIBLE WALL」ってどんな曲?
重低音が心地のいい楽曲
the GazettEのアルバムは1曲目をSEとし、2曲目にはそのアルバムのメイン曲が収録されることが多いのです。
そんなメイン曲である「THE INVISIBLE WALL」は重低音がなんとも心地が良い楽曲です。
メロディアスなボーカルに対して重低音でハーモニクス音のあるギターが激しさを際立たせています。
とても重苦しいようなイントロに対して歌の入りがスムーズなので聴き入りやすい楽曲ですね。
人間の「光」と「闇」を歌ったような楽曲
聴き入りやすいサビのメロディーに対し、激しさのある後半部分の演奏が人間の感情を表しているようです。
「怒り」と「悲しみ」そんな表情が交互に入り乱れているように感じます。
「THE INVISIBLE WALL」は和訳すると「見えない壁」という意味があります。
「見えない壁」とは一体何を表すのでしょうか。
恐らく心の中の事ではないかと感じます。
人の心はエスパーでもない限り相手の心をよむ事はできませんよね。
「心」は「見えない壁」という様な意味があるのではないでしょうか。
和訳しながら意味を紐解きたいと思います。
「THE INVISIBLE WALL」のPVをチェック♪
「悲しみ」を表現
PVを見ていると壁につたう水やもがき苦しむようなボーカルのしぐさが見られます。
このPVでは壁から流れ落ちる水を「涙」と表現しているのではないでしょうか。
そして高さがわからない壁も見えます。
PV全体として「終わらない悲しみ」を表現している様に感じます。
真っ赤な和室の様な部屋は「血に溺れている」ような感覚に…
障子の向こうのシルエットは「見えない苦しみ」を描いているのではないでしょうか。
「怒り」や「悲しみ」がとても伝わる映像ですね。
the GazettEのメンバーの衣装もほとんど黒を基調としておりシックにまとまっています。
ボーカルであるルキさんのハットと手袋もモダンさがあって曲に合わせている様ですね。
「THE INVISIBLE WALL」の英詩部分を和訳!
序盤の歌詞でわかる「皮肉」や「憎しみ」
Pig that is soaked in soup of crime
It is a pain of the children whom you murdered
Hate yourself
出典: THE INVISIBLE WALL/作詞:流鬼 作曲:the GazettE
“犯罪というスープに浸った豚”
この部分は皮肉を歌っているのではないでしょうか。
「豚」ってバカにしたり嫌な意味で使われることが多い言葉ですよね。
犯罪を犯した人間には肌の中まで罪深いという表現なのかもしれませんね。
「スープ」と「豚」のワードが出てきて一瞬でも「豚骨ラーメン」を思い浮かべた事を謝罪します(笑)
“あなたが殺した子供の痛み”
虐待でしょうか。
殺人を犯した人間の事を歌っているのがわかりますね。
“自分を憎む”
罪を犯した事に対して自分を憎みなさいというメッセージなのかもしれません。
In the maze without an end…
Why do you still breathe?
出典: THE INVISIBLE WALL/作詞:流鬼 作曲:the GazettE
“終わりの無い迷路で”
永遠に路頭に迷っている様を歌っているのでしょうか。
彷徨い続けているのがわかりますね。
“なぜまだ息をするのですか?”
路頭に迷っている状態でなぜ死を選ばないのか。
そんな意味があるのでしょうか。
「何故生きているの?」
そんな風に解釈するとわかりやすいかもしれませんね。
「暗い闇に落とされそれでも何故死ねないのか」と悲しみの中の自分を歌っているのか…
「一生付きまとう罪という迷路の中でどうして死なないの?」と皮肉を歌っているのか…
聴いている人の解釈はそれぞれになる部分かもしれません。