アンジェラ・アキのすごいところ
アンジェラ・アキってどんなアーティスト?
アンジェラ・アキは日本人の父親とイタリア系アメリカ人の母親のもとに生まれ、徳島県で育っています。
10代半ばにハワイに移り住み、その後本土のジョージ・ワシントン大学へ進学します。
その大学生の時、グラミー賞受賞者でもあるサラ・マクラクランのライブを観たのがきっかけで自らもアーティスト活動を始めます。
卒業後は地元ワシントンで秘書としてオフィス勤務をしながら夜はバーやライブハウス等で音楽活動、という二重生活を送りますが、やがて音楽活動一本に絞ることを決意します。
明確な目標設定
精力的に音楽活動を続け、デモ曲を何百曲と作っていたアンジェラ。
すでに20代後半になっていたため、年齢による門前払いが多かったそうです。
心折れかけていた頃、日本武道館での椎名林檎のライブを観て、再度自らを奮い立たせたといいます。
「3年後にはここで自分もライブをする!」という強い決心を抱き、再び音楽活動に精を出します。
3年後の日本武道館ライブ
その決心から3年後、アンジェラ・アキは日本武道館初のピアノ弾き語りライブを行い、大盛況!
以降は、2014年の音楽留学のための活動停止宣言まで毎年開催されるようになりました。
そういえば、筆者の母と妹がアンジェラ・アキの武道館ライブに何度か足を運んでいて、毎度大興奮して帰ってきたことをふと思い出しました。(笑)
ハートウォームな音と言葉
アンジェラ・アキの楽曲の特徴はなんといっても、人の心にまっすぐに届くストレートな音とあたたかさを感じる言葉の紡ぎ方、といえるでしょう。
アンジェラ・アキを知らない人が初めて聴いても、聴き終わったときに優しい気持ちになれる。
そんな不思議な力を持ったアーティストだと感じます。
それに加えパワフルさも兼ね備えているので、絶妙なバランスを持ったアーティストなのです。
『夢の終わり 愛の始まり』楽曲情報
国内最後のシングル
『夢の終わり 愛の始まり』歌詞
予期せぬ出会い
退屈な雨上がりの午後
髪の毛の濡れた君が駆け込んできた
太陽をポケットに忍ばせて
途端に灼熱の恋をした
出典: 夢の終わり 愛の始まり/作詞:アンジェラ・アキ 作曲:アンジェラ・アキ
雨上がりでぼんやり外の様子を眺めている様子。
お昼の時間帯の忙しさもひと段落し、眠気が襲ってくるような退屈な時間が流れ始めています。
そこへ突然、店内に走り込んできた女性。
先ほどまでの雨に打たれたのか、髪の毛まで濡れています。
雨のせいで水気を帯びた重たい空気だったはずの店内がぱーっと明るくなっていくのを感じます。
主人公はこの女性に一目惚れをしたようです。