神様の存在
ねえ神様 愛と平和ですか
今日少女が 屋上から飛び降りた
出典: 忘れらんねえよ/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩
2番のAメロでは再度神様に問いかける歌詞が登場します。
ここではこの世にある愛情や平和がテーマ。
神様がこの条件を全ての人間に与えていたとすれば、世界はどうなるでしょうか。
少なくとも上記に描かれている歌詞のような悲しい出来事は起こるはずがありません。
自分やこの少女など境遇の悪い人間が生きている内は、神様の存在は認めない…。
そんな強い思いを込めて質問をしているのでしょう。
皮肉とも取れるこの点からも主人公の神様への信仰心の薄さを感じることができます。
彼は目に見えるものしか信頼しない現実主義者と分析できるでしょう。
人柄
なつみねえ君はどこ 僕を抱きしめて
子供みたいな声で だいじょぶだよって言って
出典: 忘れらんねえよ/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩
2番のサビ前半の歌詞では、なつみの人柄を読み解くことができます。
彼女は純粋でとても可愛らしい女性。
普段は主人公と一緒になってはしゃいだり、活発的な性格のようです。
また主人公が困った時や苦しい時は側にいて優しさで包み込んでくれる…。
気遣いの力も持ち合わせています。
良いお母さんになれそうな性格の持ち主ともいえるでしょう。
またここから主人公のタイプも紐解くこともできます。
彼は抱きしめられるのが好きで、1人は嫌い。
彼女に甘やかされることが好きな様子です。
そのため効率の良い女性より、どこか子どもらしさのある優しい女性が好み。
ここではそんな理想とぴったりの女性、なつみがいない現実に苦しむ様子が描かれています。
楽しかった日々
僕の話で笑って 僕のことで泣いて
お願い ひとりにしないでよ
出典: 忘れらんねえよ/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩
別れを経験し悲しみに暮れる主人公。
彼女と過ごした日々を振り返っています。
そんな中、何よりも先に思い出すのは楽しかった思い出。
自分の話を嫌な顔1つせず、笑って聞いてくれる彼女の姿を連想しています。
この歌詞からも相手を思いやれる優しい彼女の性格を考察できますね。
孤独な登場人物と、幸せだったあの頃の2人。
対照的な状況の対比が悲しさや切なさを倍増させ、より悲しさが際立つ表現です。
ここから最後のサビへと続きます。
ラストフレーズまでを解説
素直に伝える
なつみ言えなかったこと 今さらでも言うよ
君のことが好きだ 君は世界一綺麗だ
出典: 忘れらんねえよ/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩
ここまでは歌に乗せてなつみへの想いを熱弁していた主人公。
しかし側にいた時にはあまり自分の気持ちを素直に伝えていなかったようです。
自分が思っていることを直接相手に伝えるのは少し勇気がいる動作。
それが例え付き合っている相手だとしても、決意がいることに変わりはありません。
いちいち言わなくても想いは伝わっているだろう。そんな風に捉えがちです。
なくなって初めてその大切さが分かる…。
そんなことは多々ありますが、主人公もその経験をしたと考えることができます。
皆さんも伝えたいことは後回しにせず、すぐに言葉にするようにした方が良いでしょう。
あなたのために
僕が歌うたうのは 僕が叫んでるのは
すべては君のためだよ
出典: 忘れらんねえよ/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩