アイナ・ジ・エンド【金木犀】歌詞の意味を解釈！影が象徴するものとは？"長所のない私"に込めた想いは

叶わなかった”あなた”への思いを受け入れるための表現ではないでしょうか。

長所がないと自分に言うことで、だから、思いは叶わなかったんだ、と言い聞かせているようです。

そんな私でも、誰かを思ってはいけませんか、と言葉の裏で問いかけているのかもしれません。

ちなみに、金木犀の花言葉には「初恋」も含まれます。

もしかしたら、この楽曲は切ない思い出になってしまった「初恋」を歌っているのかもしれません。

路上に転がる空き瓶に降りしきる雨からはじまります。

都会の路地裏を思わせる退廃的な空間で踊る二人の女性が印象的です。

一緒に踊る女性は、思いを寄せる”あなた”でもあり、内なるもうひとりの自分のようでもあります。

BiSHで振り付けを担当するアイナ・ジ・エンドらしく、ダンスでの表現は「金木犀」の世界に引き込まれます。

雨にはじまり、水に浸かるアイナ・ジ・エンド、一貫して水がキーワードになっています。

決してハッピーな世界観ではありませんが、とても美しいMVになっています。

日本屈指の登録者数を誇る大人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」。

アイナ・ジ・エンドが、リハーサルなし一発取りの緊張感の中で、この楽曲をパフォーマンスしています。

ピアノのみというシンプルな伴奏が、より一層、彼女の歌声を引き立てています。

レコーディングされた「金木犀」とは、またひと味違った「金木犀」を感じられると思います。

こちらもチェックしてみてください。

ソロアーティストとして、BiSHとはまた違った世界観を打ち出したアイナ・ジ・エンド。

まるで、The Birthday のチバユウスケを思わせるハスキーでしゃがれた声は、リスナーの心を鷲掴みにします。

アイナ・ジ・エンドという唯一無二の楽器の音色（歌声）に、私たちは翻弄されます。

そして、ひとつひとつの身のこなし・表情・目線にアイナ・ジ・エンドしか体現しえない世界があるのです。

「金木犀」の歌詞について読み解いてきました。

苦しみを美しく表現したアイナ・ジ・エンドの世界観に魅せられた方も多いのではないでしょうか。

叶わぬ思いに心をすり減らして、やがて諦めの境地に達する「私」に共感する人もいると思います。

「金木犀」という謙虚な花に自分を重ね、季節の移ろいと共に変化してゆく心の機微を丁寧に紡ぎます。

アーティストとして、そして、一人の女性としてのアイナ・ジ・エンドに圧倒されます。

その才能の豊かさに、心を奪われた方も多いはず。

もしかしたら、私たちは後世に残る名曲爆誕の瞬間に立ち会っているのかもしれません。

ぜひ、歌詞にも注目して聴いてみてくださいね。

アイナ・ジ・エンドをはじめとしたBiSHの個性的なメンバーたち。

彼女たちのプロフィールは、こちらでしっかりと紹介しています。

アイナ・ジ・エンドと同じく、一度聴いたら忘れられない歌声の代表格といえば、チバユウスケです。

彼が率いるバンド The Birthday の楽曲についても考察していますので、チェックしてみてくださいね。