「ソツギョウ」は題材こそ高校生らしいものとなっていますが、その作詞センスには脱帽します。
大人が聴いても悩みを抱えて生きている高校生の姿に共感をするでしょう。
当時高校生であったとは思えない表現力に加えて、パワフルな声量に繊細な歌声など現在と変わらず。
しかしながらやはりまだいい意味の若さを感じます。
同時に大人びた雰囲気の曲も多数あり、現在の彼女につながる基盤のようなアルバムなのではないでしょうか。
非常に聴きやすく、それでいて飽きのこないきれいにまとまったアルバムです。
デビュー2作目とは思えない完成度ですね。
7位 「TRUE LOVERS」
ヒットソングを多数収録する6thアルバム「TRUE LOVERS」が7位!
その特色をみていきましょう。
成長を感じ取れる1枚
6枚目のアルバムであるこの「TRUE LOVERS」は、ヒットソングが目白押しです。
ロンドンオリンピックのキャンペーンソングとして話題になった「HEART BEAT」。
さらに若旦那とのコラボ曲「LOVERS partII feat.若旦那」など有名な楽曲が収録されています。
明るい曲も多々あり全体的にポップな感じにまとまっている印象です。
アルバムの題名を直訳するとそのまま「真実の恋人たち」となります。
その通りに愛をテーマにしたアルバムになっていて、一方通行の愛を嘆くばかりではない点に変化を感じられるでしょう。
愛することができた愛そのものの尊さであったり、愛を信じることだったりに目を向けている内容が目立ちます。
表現力の成長というよりは、伝えたい思いの変化を強く実感できます。
悲恋ソングで支持される10代のカリスマであった加藤ミリヤ。
そんな彼女が大人になっていく過程を感じることができるアルバムです。
6位 「TOKYO STAR」
6位は「TOKYO STAR」です。
加藤ミリヤ10代最後の集大成といえるアルバムをご紹介します。
かっこよさが突き抜ける
「TOKYO STAR」は2008年、10代ラストのアルバムとしてリリースされました。
過去作に比べ彼女の歌唱力の成長をうかがい知ることができる1枚となっています。
しかしながら歌詞はまだ10代であった彼女の等身大な内容が印象的。
まさに当時ティーンエイジャーのカリスマと呼ばれていた加藤ミリヤらしい作品です。
安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」をモチーフにしたシングル「19 Memories」も収録。
MINMI&若旦那夫妻が楽曲をサポートした「LALALA」など当時話題になった楽曲も多数組み込まれています。
最近の彼女の楽曲しか知らない、という人にはぜひ聴いてほしい1枚です。
5位 「BEST DESTINY」
サンプリング楽曲をメインに制作されたベストアルバム「BEST DESTINY」。
2008年に発売されたこのアルバムが今回5位にランクインとなりました。
宇多田ヒカルを抜いて新記録を樹立
このアルバムでは実は「宇多田ヒカル超え」をしています。
デビューから5年目で初の首位を獲得。また、20歳4か月26日での1位獲得は、シンガーソングライターのベストアルバムとしては宇多田ヒカルのもっていた21歳3か月を抜く最年少記録である
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BEST_DESTINY