アルバム唯一のバラードソング

「大人になってゆくんだね」アルバムの6曲目に収録されている楽曲です。

アルバムを通して聴くと、この楽曲が異彩を放っていることがお分かり頂けると思います。

この楽曲は東野へいとさんが作詞作曲していますが、同じ人が作ったとは思えないくらい、ガラッと印象が変わります。

歌詞紹介

千鳥足で煙草をポイした 憂う背中を見てきて
自分はこうならないようにと口を尖らせた
あの頃の僕が今こうして 目を疑うような
無様な僕を見たならどう思うかなぁ

一生続くと何となく思ってた 夏休みの終わりどき
僕が宿題何も終わらちゃいないから
君が答えを見せてくれては ひっそりと言った
「けれど十年後はこんな事ごめんだぜ」

出典: 大人になってゆくんだね/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと

明日は何しようって談笑した例の高架下さえも
積み上げられたコーンと建設中のプレートに遮られた

僕らは大人になってゆくんだね 僕らは大人になってゆくんだね
笑い合った日々を夜中に 一人思い出したりして
すすり泣く僕に なるんだね

出典: 大人になってゆくんだね/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと

他の楽曲と比べて歌詞の印象が全く違ったので歌詞を紹介させてもらいます。

神様、僕は気づいてしまった歌詞は、ネガティブなものや、世間に対する反骨精神などを歌ったものが多いと思います。

「わたしの命を抉ってみせて」「僕の手に触れるな」「だから僕は不幸に縋っていました」などはタイトルだけでもそのような印象を受けると思います。

「大人になってゆくんだね」の歌詞にもネガティブな要素は多少あると思いますが、変わっていく人や情景から成長していく様子が感じられます。

アルバムに向けて作られた楽曲

今回のアルバムに収録されている他の6曲は既に制作されている楽曲でした。

「大人になってゆくんだね」のみ、このアルバムのために作られたということで、このアルバムの鍵となっている楽曲といえるかもしれません。

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「だから僕は不幸に縋っていました」

「だから僕は不幸に縋っていました」はアルバムの最後に収録された楽曲です。

6曲目の「大人になってゆくんだね」で綺麗にアルバムが締め括られるのかと思いましたが、神様、僕は気づいてしまったの世界に連れ戻されてしまった感覚があります。

あえてこの曲順にすることで、神様、僕は気づいてしまったがどんなバンドなのかを改めて教えてくれている気がします。

この楽曲は神様、僕は気づいてしまったがMVを初めてYouTubeにアップした楽曲であり、原点といえるでしょう。

なので、「大人になってゆくんだね」で綺麗に終わらせるよりも、彼らの音楽性が伝わってくるので良いと思いました。

独特な歌詞

歌詞に関しては、どの楽曲でも面白いことを歌っているなと思える箇所があります。

「だから僕は不幸に縋っていました」では「ポイ」「ポンコツ」「ヒヨってしまえば」という面白い言葉が出てきます。

「冴えない未来さえ無いや」という言葉遊びもあるところから、若者をターゲットにして制作されているように感じました。

終わりに


いかがだったでしょうか。神様、僕は気づいてしまったの1stアルバム「神様、僕は気づいてしまった」について紹介させて頂きました。

今回紹介させて頂いたのは4曲ですが、残りの3曲も非常にカッコいい楽曲です。

「CQCQ」「僕の手に触れるな」はYouTubeMVがアップされているのでこちらも是非ご覧下さい。

1stアルバムとは思えない程、完成度の高いアルバムだと思います。次作にも期待が膨らみますね。

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