並んで座る僕たち2人。いつものように話をしてもどこか悲し気な君がいます。
季節が変わっても僕たちの愛は続いて行くと思っていました。
変わる季節に取り残された心はポツンと寂し気です。思い出すたびにあの日を悔みます。
君に伝えられなかった僕の愛、君はそれを待っていると分かっていたけれど口に出せませんでした。
口にしなかった理由を今更のように伝えても言い訳にしかなりません。
どうして言ってくれなかったの?どうしても言えなかった…と、2人に行き交うのは傷つけ合う言葉です。
お互いの心を大事にし過ぎて踏み出すことが出来なかったあの日。
2人の間にあったあの日の優しさが、2人の愛を裏切ることになるなんて、予想はしたくありませんでした。
僕の心の弱さで傷ついた君が流した涙は、透き通った涙です。
僕の前を通り過ぎて行く涙は形を失いました。
輝いた日を忘れないために
無くならない輝き
何もかもが きらめいて まるで時間が 止まるよう
いつも二人 終わらない夢を見たね
出典: リフレイン/作詞:R.P.P. 作曲:R.P.P.
時が経つのも忘れて話をしていた2人。次に会う約束をするように未来の話をしました。
2人の未来や夢を話すことが楽しくて、叶うか叶わないかは後回しです。
ここからは見えない夢の先まで話す輝いた時間がありました。
あの日の輝きは今も心に残っています。失いたくない輝きはそのままです。
思い出として残したい輝いた時間。でも思い出せば切なくなる場面が歌詞になりました。
輝いた2人の時間が真実の思い出になるのは、まだまだ先のことです。
思いを伝えていたら
重なる影が 離れないように
何も言わずただ 寄り添っていたのに
胸を締め付ける 儚い思いは
言葉に出来ぬままで
出典: リフレイン/作詞:R.P.P. 作曲:R.P.P.
時間も忘れて話をしたはずの2人。交わした言葉の中にあった「足りないもの」が取り戻せません。
明るく笑って2人だけの時を過ごしているはずなのに、戸惑いを隠せない…。
身体も心も離れたくなくて一緒に座っているけれど、話したことが虚しく心に残ります。
本当に好き?ここにいてもいいの?明日の約束どうする?と疑心暗鬼になるだけ。
疑うことはしたくないけれど、信じることも出来ない今に、心の傷が広がります。
忘れない…君の優しさを
今も心に残る空
心にいつまでも 消えない痛みさえ 君を思い出せば
優しさに包まれる 今でも
(目を閉じれば 切なく愛しいよ)
心はいつまでも どれだけ離れても
柔らかな記憶は(輝くよ)
この空の下 出会えたこと 確かに刻まれてる
出典: リフレイン/作詞:R.P.P. 作曲:R.P.P.
恋は終わっています。君は僕の記憶の中にしかいません。
記憶の中にいる君を思い出せば、君への思いは募るばかりです。
恋をしていたときの君の話す声や笑う声は聞くことはできません。
君が目の前にいるような気がして、手を差し出してもそれは記憶の中の君です。
消せない過去の出来事でできている記憶。その中で君は今も輝いています。
君と会わなければ起きることが無かった恋でした。
今の僕には恋の記憶を残してくれた君が心の中にまだいるのです。
恋が終わったことは辛いけれど、君との思い出は僕を傷つけることはありません。
見上げた空はあの日君と見た空です。この空をどこかで君が見ていることを心で願っています。