ガラスの靴といえばパッと思いつくのはシンデレラではないでしょうか。
シンデレラは変化を受け入れて最後は素敵な王子様と出会います。
新しい靴を履けば素敵なところに連れていってくれるという説がありますが、この歌詞はまさにそのことを語っているようです。
新たな一歩を踏み出すためには変化はつきもので、変化を受け入れた人こそ幸せを掴みます。
この歌詞は主人公の感情とシンデレラの物語をリンクさせたフレーズとなっていますね。
ガラスは透明でキラキラしているので、自分の心をクリアにして明日へ向かうというイメージも湧いてきます。
心をさらけだす
シャツのボタンを一つ外せば
本能が踊りだす
出典: ドラマチックに乾杯/作詞:山本彩 作曲:山本彩
ここは解放的な気持ちを表現している部分になります。
古い自分を脱ぎ捨てて本当の自分を見つけたのでしょう。
そうすることで心をさらけだせるようになるのです。
いよいよ戻れないところまできた主人公。
序盤のネガティブな気持ちがだんだんと消えていき、ワクワクした期待感に変わっていきます。
主人公は舞踏会を夢見ていたシンデレラのように変わらない日常から抜け出したかったのです。
そしてようやくスタートラインに立つことができました。
シンデレラでいうとドレスに着替え、ガラスの靴を履いて舞踏会の会場に向かっているところでしょうか。
これが本当にやりたいこと
新しい邂逅の刺激で
軽いステップ 心のままに
忘れてた自分迎えに行くの
出典: ドラマチックに乾杯/作詞:山本彩 作曲:山本彩
この部分のフレーズは古い自分から生まれ変わり、身も心も軽くなった本当の自分を迎えるというニュアンスです。
シンデレラのように希望を持ちながら、新しい世界へ羽ばたきたいという思いが歌詞に込められているように感じます。
ずっと心に眠っていた本心に気づいた主人公。
本当はこうしたかったのに周りに遠慮して、自分の気持ちを抑えながら心の奥に閉じ込めていた感情です。
ようやく心をさらけだす瞬間が訪れて、これからの未来に期待が膨らむ様子が浮かんでくるようですね。
過去を越えて新しい明日へ
どんなに強い人も決して見せない影があること
陽が差して知った
出典: ドラマチックに乾杯/作詞:山本彩 作曲:山本彩
一見強そうな人は、実は内面がガラスのように繊細で弱い人だったりします。
人間誰しも完璧ではいられません。
表があれば裏もある、光も影もあります。
どちらも必要なことで、どちらかしかない人なんていないのです。
消したい過去 繰り返さぬよう
メイクと一緒に全部流すの
出典: ドラマチックに乾杯/作詞:山本彩 作曲:山本彩
過去を消して同じことをしないようにきれいさっぱり流してしまうという表現が前向きな気持ちと決意を感じさせます。
後悔 みじんもないから
出典: ドラマチックに乾杯/作詞:山本彩 作曲:山本彩
とても強い気持ちの表れでもある一節。
自分の決意を突き進む覚悟を決めた潔い言葉です。
1番ではまだ不安も迷いもあったけれど、2番では確信に変わっていく様子がうかがえます。 山本彩のキャッチーで力強い声に重なるラテンロックのサウンドが爽やかで明るいイメージを醸し出しています。
色褪せた今日というオーディナリーにバイバイ
らしくなくても 夜が明けちゃえば
誰もが生まれ変わる
出典: ドラマチックに乾杯/作詞:山本彩 作曲:山本彩
今日は過去、明日は未来のことを表しています。
さよならと明るく過去に向かって手を振っているようなイメージです。
過去を消したいからといって完全に人生から排除するというわけではありません。
過去の自分も受け入れてさらに新しい自分にアップデートしていくのです。