『Bee side Sea side 〜B-side Collection Album〜』収録!

気になる歌詞

UNISON SQUARE GARDEN【5分後のスターダスト】歌詞を考察!「君は…」に続く言葉は?の画像

2019年に結成15周年を迎えるUNISON SQUARE GARDEN

それを記念してカップリングベストアルバム『Bee side Sea side 〜B-side Collection Album〜』がリリースされます。

その中から、今回は『5分後のスターダスト』という曲をご紹介していきたいと思います。

メジャーデビューシングル『センチメンタルピリオド』のカップリング曲として収録されていた楽曲です。

タイトルからして興味を惹かれますが、一体どんな歌詞なのでしょうか。

気になる同曲の歌詞を中心に迫っていきます。

まずはライブ映像からご覧ください。

ライブ映像をチェック!

ライブ「Bee side Sea side 0」より

ライブ「Bee side Sea side 0」から抜粋した映像を公開しています。

2019年4月25日の公演ということで、現在のUNISON SQUARE GARDENが見られますよ。

臨場感も感じられ、思わずライブに足を運びたくなった方も多いのではないでしょうか。

ライブを観る時、著者は客席の反応も気になって見てしまうのですが…

この映像では静かに聴き入っているように見えました。

終わった後は余韻をかき消さない程度に間を空け、拍手。

観客それぞれが曲を受け取って味わっているようにも感じます。

彼らの楽曲だけでなく、ライブにもそういったパワーがあるということが伝わりますね。

さて、ライブ映像をご覧いただいたところで、次からは歌詞について解説していこうと思います。

歌詞を解説!

主人公は何を見ているの?

a lot of pieces どれだけの姿を見れば終わるんだろう
次から次へ移り変わり 揺れる空気も空しいだけ

また一枚ずつ散るばかり モノクロの様な水彩画
これ以上きっと動かしたら秋の景色に崩れてく

出典: 5分後のスターダスト/作詞:田淵智也 作曲:田淵智也

“たくさんのかけら”

出だしは英語でこう歌っています。

この歌詞の主人公は、何のかけらを見ているのでしょうか。

推測になりますが、過去の記憶をたどっているのかもしれません。

走馬灯のように、次々と思い出が頭の中を巡っている様子が目に浮かびます。

「モノクロ」と描写されているので、かなり古い記憶なのでしょうか?

淡く儚(はかな)い記憶は美しいものですが、すでに過ぎ去ったものだと思うとやるせない気持ちも起こる…

季節柄、ノスタルジックな気分になっていることが伝わりますね。

これ以上そんな気持ちに浸るのは良くないことだと主人公は思っています。

複雑な気持ちに心を支配されて、苦しいと思ってしまっているのかも。

一体、どんなことを思い出しているのでしょうか。

金木犀に名前をつけて…

5分後に何が起きるのか

いつか微かに香る金木犀の一つをとって名前をつけた
大事な事を声にして呼べるような

落ち葉の道すり減らしてく なんだか心が軽くなった
5分後のシーンが見えてきて 南風にも乗れそうだ
伝えたいこと言えないままバラバラになった日曜日
リトルスターダスト、手のひらの上
ゆらゆらゆら

出典: 5分後のスターダスト/作詞:田淵智也 作曲:田淵智也

主人公がどんな思い出を胸に抱いているのかが、この歌詞で判明します。

彼(彼女)は金木犀を通して想い人を見ているのでしょう。

金木犀の花言葉は「謙遜」、「気高い人」、「真実」。

また、「誘惑」、「陶酔」という意味もあるようです。

主人公が想っている相手はこれらの特徴を持つ人なのでしょうか。

金木犀を相手に見立てて、想いを伝えているといった様子なのだと感じました。

「大事な事」を伝える練習をした主人公は足取りも軽く、相手の元へと向かいます。

ここで初めてタイトルにも使用されている「5分後」という言葉が登場しました。

『5分後のスターダスト』というタイトルがどんなことを表しているのか、改めて推測してみましょう。

「スターダスト」は「星屑」という意味で、綺麗だけれどちっぽけで儚いというイメージがあります。

主人公の恋が実ることをそんな風に言い表しているのかもしれません。

歌詞を読むと一緒に一日を過ごしたのに、肝心なことが伝えられなかったのだと分かります。

デートだったのかも?

折角会えたのに「好きだ」というような好意を伝えられなかった…

それが残念だという気持ちを持っていますが、一緒に過ごせたことが嬉しかったのでしょう。

相手への気持ちを思い返しながら、幸せな気持ちになっているというのを感じます。

金木犀の香りに