『冬の日の2009』
『夏の日の1993』へのアンサーソング
夏の日に恋してしまった主人公。
それは1993年の夏のこと。
あれから16年。
classからリスナーへ素敵なプレゼントが届きました。
『冬の日の2009』。
『夏の日の1993』の後日譚です。
『冬の日の2009』は『夏の日の1993』とメロディーは同じです。
しかし、歌詞は違います。
さて、ここから少し2曲の歌詞を見比べてみましょう!!
『冬の日の2009』歌詞
2人の恋は今でも続く
二人で過ごした街の色も
ah 銀色に染まる
降り積もる雪 残した足跡
数え切れないね
出典: 冬の日の2009/作詞:松本一起 作曲:佐藤健
あれから16年。
まさか『夏の日の1993』の続編が発売されるとは思いませんでした。
はたして2人はどうなったのでしょうか?
歌詞を見ると、あの夏主人公は彼女に告白し、付き合うことになったようです。
それは上に引用した「二人で過ごした」というところからも分かりますね!!
2009の舞台は冬。
全曲との対比がここにもあります。
2009
愛してる oh 君がすべて
見慣れた笑顔をたどればときめく
Love 今日からは oh 泣かせないよ
このままもう一度始めよう
冬の日の君に
出典: 冬の日の2009/作詞:松本一起 作曲:佐藤健
16年前は「恋」。
いまでは彼女に「愛してる」と言える主人公。
2人が重ねた月日が「恋」を「愛」に変えたのでしょう。
しかし16年間、すべて順調に進んだわけではありません。
それは「もう一度始めよう」という歌詞からも分かります。
紆余曲折を経て見事に結ばれた2人。
この2曲は切っても切れない関係にある曲ですね!!
classは永遠に2人
2009年10月、津久井が50歳の誕生日を目前に、膵臓癌のため死去。大きなステージは、同年8月6日に開催された神宮外苑花火大会で神宮球場が最後となった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Class_(音楽グループ)
classの津久井さんは、この曲を発売後亡くなってしまいました...。
奇しくもこの曲が津久井さんにとっての白鳥の歌でした。
現在は岡崎さんを迎えて活動中のclass。
ここまできたらいっそのこと、曲中の2人の30年後を歌った曲も発表してほしいです。
2人の仲睦まじい様子を、リスナーはいつまでも待っていることでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は『夏の日の1993』を解説しました。
キャッチーなメロディーと絶妙なコーラス。
そして発売日のマーケティングの妙。
なにより主人公の純粋な恋を歌った歌詞が素晴らしいです。
アンサーソングとして作った『冬の日の2009』。
津久井さんの白鳥の歌になりました...。
前曲での2人は見事に結ばれましたね。
『冬の日の2009』の続編も期待しています。
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