クリープハイプのアルバム『世界観』を紹介！初回盤DVDには短編映画も収録！

「世界観」は、2016年9月にリリースされたクリープハイプのメジャー4枚目、通算5枚目のフルアルバムです。

所属をビクターエンタテインメントからユニバーサルシグマへ移してから2枚目のアルバムとなった本作は、オリコン週間チャートで4位と自身の最高記録を更新しました。

ボーカル尾崎世界観の活動名義である「世界観」というタイトルを冠しているのが印象的な、全14曲のアルバムです。

通常盤とあわせてリリースされた「世界観」の初回限定盤には、特典DVDが同梱されました。

DVDには収録曲「鬼」のMVやメイキングとともに、短編映画「ゆーことぴあ」とそのメイキングが収録されています。

「バンドマン」をテーマに製作されたこの映画には、俳優の奥野瑛太、東京ゲゲゲイのYUYU、さらにはバンド「My Hair is Bad」のボーカル・椎木知仁が出演しています。

「世界観」のCDジャケットは、クリープハイプの中心人物である尾崎世界観が初めて執筆した小説「祐介」の表紙と関連したデザインになっています。

どちらも1色のみの濃い色の背景に独特のフォントでタイトルが記された、シンプルながら記憶に残るデザインです。

「祐介」という尾崎世界観の本名をタイトルに冠したこの小説は、とある売れないバンドマンの生き様が赤裸々に描かれた半自叙伝的な内容になっています。

尾崎祐介がドロドロの人生をボロボロになりながら生きて、「尾崎世界観」になるまでの物語が記された、ファン必見の作品です。

「世界観」にはドラマや映画とタイアップした曲が多数収録されており、クリープハイプの注目度の高さがうかがえます。

そんなこのアルバムの収録曲をいくつかピックアップして紹介します。

「破花」は、2016年3月にリリースされたメジャー9枚目のシングル曲です。タイトルは「はっか」と読みます。

代々木ゼミナールのCM「代ゼミ、合格改革。」篇のCMソングとなったこの曲ですが、その歌詞は受験のためだけに生きるような日々を皮肉って風刺するような攻撃的な内容となっています。

MVで「制服(征服)」の対義語に「服従」という言葉が出てくるのも曲のテーマを表しているようで印象的です。

「鬼」は、2016年8月にメジャー10枚目のシングルとしてリリースされた曲です。

ドラマ「そして、誰もいなくなった」の主題歌として書き下ろされたこの曲は、クリープハイプにとって初のドラマ主題歌となりました。

短編映画「ゆーことぴあ」の出演陣が登場しているドラマ仕立てのMVも要注目です。

攻撃的なサウンドとリズムが特徴的な、色気のあるロックナンバーに仕上がっています。