日本語と英語をバランス良くミックスした歌詞で進行していくパートです。

夜が訪れ、街も人の心も次第に活気づいていく様子が描写されています。

ここで「Whistle beep」(ホイッスルが鳴る音)というフレーズに注目してみましょう。

海外のEDMがプレイされているクラブではオーディエンスがホイッスルを吹くという習慣があるそうです。

そんな盛り上がりをみせるダンスフロアを匂わせるフレーズなのでしょう。

ダンスフロアへ気持ちのままにダイブ!

聴いたことないMusic
NEONと月のSpotlight
DJ, Turn up! Yeah
Everybody take it easy
そうじゃないと損じゃない?

出典: COME PARTY!/作詞:Tomomi Itano、Yesgaki 作曲:Han Sang Won

「turn up」は音量を上げる、「take it easy」は肩の力を抜いて、のんびりやっていくといった意味。

クラブの中に足を踏み入れてからの情景を描写するパートです。

そんな盛り上がりそうなシーンですが、ここで曲は伸びやかでミニマルなサウンドを帯びます。

「Music」「DJ」などの言葉によって、曲の世界観はさらにダンスフロアへとダイブ。

最後の1行の問いかけで、綺麗に2度目のサビになだれ込みます。

オーディエンスとひとつになり、クライマックスへ

熱は冷めやらない

1,2,3 and just Break it down!
Party night さあbeep beep騒ごう
集まって Bui Bui踊ろう
Boom, Boom, Boom, Boom
Bang, Bang, Bang, Bang
Nanana... Make it pop, pop...
夜通し ぶっ飛ばして朝まで
Get ya, Get ya, Get ya, Get ya, Get ya CRUNK!!!!

出典: COME PARTY!/作詞:Tomomi Itano、Yesgaki 作曲:Han Sang Won

このパートでビートは重くなり、サウンドも一気にブーミーになります。

そしてボーカリゼーションもラップ調へと変化。

歌声の音程も下がり、楽曲の雰囲気は大きく変わります。

この曲のフックになるパートといえるでしょう。

「Break it down」には多くの意味があります。

この場合は「力を抜いていこうぜ」や「テンポを落とそうか」という対訳が曲調の変化とマッチしそうです。

重いビートながらも「騒ごう」「踊ろう」など、オーディエンスに投げかけるフレーズが多いのが特徴的。

ライブやクラブでオーディエンスにダイレクトに訴えかけてテンションを上げる大事な役割を担うパートといえます。

「夜通し~」や「遊びたい~」など、夜の危険な香り漂うワードを随所に差し込んでいるのもポイントです。

歌詞に適度な重みと深み、そして苦味を加えています。

ちなみに、日本人が聞きなれない「Get ya CRUNK」は「君を楽しませる」というスラングです。

パーティーは最高潮の盛り上がりに!

上がりたきゃ Put ya hands in the air(Hey)
遊びたいなら叫べ "We don't care"(Hey)
(Hoot Hoot) Bring it on, Bring it on
(Hoot Hoot) Here we go, Here we go
最新のSound このままBurn up
Gotta make you bounce baby 今すぐGet up

(Make Some Noise, C'mon!)

出典: COME PARTY!/作詞:Tomomi Itano、Yesgaki 作曲:Han Sang Won

最後の「Gotta~」は君たちをバウンスさせないとといった意味です。

「今すぐ~」という投げかけで、オーディエンスとアーティストは一体となり、最後のサビへの起爆剤に。

そして冒頭のサビを2分近く繰り返し歌い上げ、『COME PARTY!』は終わりを迎えます。

実はリメイク曲

この曲を聴いて「ん?」と思った人もいるのではないでしょうか?

それもそのはず。

この曲には原曲が存在するのです。

その原曲とはGirl’s Dayの『Easy Go』というナンバー。

Girl’s Day(ガールズデイ)とは、2010年にデビューした韓国の4人組女性アイドルグループです。

韓国では数多くの国民的音楽イベントに出演し、2018年には平昌冬季五輪の聖火リレーに参加するほどの人気アーティスト

日本でも多くのライブを行っています。

原曲を聴いてみよう

そんな原曲『Easy Go』はこちら。

歌詞が「カンパイ」に聞こえるという話題性が前面にでたことで、リメイクであることは意外と知られていません。

ぜひ原曲と聴き比べて楽しんでみてください!