3曲目「2月の水槽」
3曲目で曲調が一転して、おしゃれなカフェで流れていそうな落ち着いた雰囲気になります。
さて、「2月の水槽」とは一体どんな感じなのでしょうか?
きっと水槽内は、凍ってしまいそうな寒さなのでしょう。
そのせいか、あっけらかんとした曲ではなく、とても複雑で演奏が難しそうな曲です。
なんでもこの曲は、コピーをする人を困らせようとベースのごっきんが作り上げたサウンドだそう。
サウンドは複雑ですが、メロディーはとても切なく泣けるものになっています。
おそらくアルバムの中で最も切なさが募る曲だと思います。
4曲目「どうでもよくなる」
20代の女子が共感する「だるさ」を上手に表現したような曲。
ゆるい感じがいい!と人気を集めています。
ものすごいスピードで過ぎ去る毎日にただ身を任せる。
そんなときは、ふと寂しさが滲み出てくるもの。
そんな日々のたそがれた感情を歌い上げています。
頑張り過ぎないリアルな女子の日常を描いた、心地良い曲。
思い切りリラックスしたいときに聴いてみてはいかがでしょうか?
5曲目「ベランダ」
「ベランダ」は3年ほど前からあった曲をアレンジしたものだそう。
つぶやくような歌声から、何気ない普通の日々を歌っていることが分かります。
まるでyonigeが側にいて囁きかけているかのよう。
ここでは20代に入り、少し落ち着いたyonigeの音楽を聴くことができます。
6曲目「春の嵐」
タイトルは「春の嵐」ですが、曲が作られたのはいつだったのでしょうか?
実は曲のメロディーが作られたのは11月頃。
そして曲が完成したのが春の頃だったそうです。
春にお花見に行けなかった時期に書いた曲だということですが、とてもスローテンポで他の曲とは違った雰囲気。
嵐でどこにも出掛けられないときの満足できない感情を歌ったものなのかもしれませんね。
7曲目「笑おう(album ver.)」
そしてアルバムの最後を飾るのは、CMで有名になった「笑おう」のアルバムバージョンです。
CMでは豪華出演陣に目が行きがちですが、時代の先を行くyonigeの歌声も注目に値するもの。
迫力のあるギターと共に、CMの面白さに拍車をかけているんです。
最後に「笑っちゃおう 笑ってみよう!」と終わるところはすごくお茶目ですね。
この曲の終わりがアルバムの終わりでもあります。
明るく「笑ってみよう!」というフレーズと共に、ギターやベースの音もピタッと止まります。
この潔い終わり方がたまらなく快感なのです。
アルバムを手にした人は、是非最後の部分の気持ちよさを味わってみてください。
ボーカル牛丸は音楽関係の家系
等身大の曲を歌い続け、人々を魅了するyonige。
どんな人達なのか気になっている人も多いと思います。
牛丸 ありさ(うしまる ありさ、1994年9月14日(24歳) )
ボーカル・ギター担当。
オーストラリアと日本のハーフで、AC/DCのベーシストだったラリー・ヴァン・クリートの姪。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Yonige
ボーカルの牛丸は、オーストラリア人とのハーフで音楽関係の家系だということが分かりました。
どうりで美形で、美しい歌声と音楽センスがあるワケですね。
姪とはいえ、2世のような才能を秘めた彼女。
これからぐんぐんと話題をさらってゆくことでしょう。
yonigeが今後も、ストレートな音楽で多くのリスナーを魅了し続けてくれるよう心から祈っています。