「あたし」の退屈な毎日は続く

ため息を付く姿が思い浮かぶ

ハローあたしは寒がりもしない
ただの深海の藻屑なの
はあ、どうしようもない 言葉に酔ってしまおう
まあ、もうこれくらい楽しむよ

なんか腐ったように混ざる愛を
ペッと吐いてきちゃうのさ

出典: ペーパーロールスター/作詞:さかしたひかる 作曲:さかしたひかる

煌びやかなライトや大勢の人々に囲まれた毎日を送る「あたし」。

そんな日々にウンザリしているであろう「あたし」は、今度は自分を「藻屑」呼ばわりです。

それっぽい反応を見せて、自分を良く見せたりアピールする気も毛頭ないようですね。

ですが、スーパースターのお仕事は彼女を待ってはくれません。

時には諦めて、ため息を付きながらもその場を楽しもうともするようです。

彼女の場合皮肉屋で冷めている姿勢から見ても、かなり大人びた考えをする女性ですね。

大人びた考えをする少女なのか、大人として当然の振舞いをする淑女なのかはわかりませんが。

周りの人から受ける様々な熱烈なラブコールの交わし方も、慣れたものです。

彼女にとってスーパースターである自分に向けられた愛なんて、どうでもいいものなのですから。

「スーパースター」な「あたし」は疲労困憊

グッバイ ペーパーロールスーパースター ララララララ
ヘロヘロなんだよ
グッバイ ペーパーロールスーパースター ララララララ
ようは全然どうでもいい

出典: ペーパーロールスター/作詞:さかしたひかる 作曲:さかしたひかる

スーパースターと呼ばれる存在でも、四六時中スーパースターでいるのは疲れてしまいます。

彼女も例に漏れず「ヘロヘロ」になってしまっていますね。

時にはスーパースターな自分とおさらばする時間も必要です。

いろんなことが「どうでもいい」と思っていることも、もちろん普段はきちんと抑えている…はず。

ですがもしかしたら彼女の場合、そんな物事を斜めから見るような態度ですら魅力的なのかもしれません。

「嫌い」がダメ、そんなのがダメ!

ハロー あたしは…

グッバイ ペーパーロールスーパースター ララララララ
好き嫌いをしていこう
グッバイ ペーパーロールスーパースター ララララララ
「嫌いじゃだめ」「嫌いはだめ」それがだめ

出典: ペーパーロールスター/作詞:さかしたひかる 作曲:さかしたひかる

いろんな人に挨拶をする機会も多い彼女。

その度に自分を卑下する言葉を見つけていたのでしょうか。

ですがいつしかその言葉はなくなっていきます。

言葉が見つからなくなったのか、そんなことを考えることも面倒くさくなってしまったのか。

真相は彼女のみぞ知る、というところでしょう。

今日も「あたし」は冷めた目でスーパースターの役目を果たしていきます。

「嫌い」の許されないこの世界で。

けれど、人並みに「好き嫌い」だってしたい。

「嫌いがだめ」な世界を脱出できる日を、彼女は冷めた心で待ちわびているのです。

最後に

ドミコ【ペーパーロールスター】歌詞の意味解説!なぜ好き嫌いをしていいの?偽りの愛を拒否する理由とはの画像

いかがでしたか?

今回はドミコの【ペーパーロールスター】の歌詞をご紹介しました。

冷めた目をしたスーパースターについて描かれているこの曲。

もしかしたらこの情景は、バンドがもてはやされた時の彼ら自身の気持ちにも通じているのかもしれません。

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本サイトOTOKAKEには、まだまだ皆さんに読んで頂きたい素敵な記事がたくさん。

最後に、本記事と一緒にぜひチェックして頂きたい楽曲をいくつかご紹介して終わりたいと思います。

今回ピックアップしたのは、ドミコのようなガレージ感やクールなロックサウンド。

それらが大きな魅力となっている今注目の2バンドです。

Suspended 4th【ストラトキャスター・シーサイド】