鹿乃【HOPE】歌詞を解説！君は仮面を被っている！？本当の顔や声とは…アニメ「狐狸之声」ED曲

困難に直面しても立ち止まらない君は、雨が降ってきても雨宿りすらしないのでしょう。

雨は物理的に君の体を冷やし、体力を奪っていきます。

僕たちは君の力にはなれません。できることといえば、身を挺して君を雨から護ることぐらいです。

雨から君を護るのには、もう1つ理由がありました。

僕らにとって、君の瞳の輝きは流れ星のようにも見えて、小さな炎のようにも見えるのです。

僕たちが道に迷いそうになっても、君の炎が消えない限り君を見失うことはありません。

つまり、僕たちにとって君は希望（hope）のような存在ということですね。

月の光は決して強すぎることはなく、太陽のように白飛びさせてしまうこともありません。

何もかもを素直に照らしてくれる存在です。

きっと純真な君も、仮面を外せば薄闇の中で美しく浮かび上がるのでしょう。

澄んだ心を強い光で潰してしまわないからこそ、月の下で仮面を外してよと勧めているのです。

もちろん僕たちは、君の本当の姿がどうであろうと、君への信頼は何ら変わりません。

頬を伝う一筋の涙だって、月の光に照らされればとても綺麗に輝くのかもしれません。

しかし、それよりももっと美しい光があります。

それは君の瞳の輝きです。

もちろん、弱音を吐くなという意味で「涙は似合わない」と歌っているのではないのでしょう。

月の光の下では素直な心を表に出して欲しい、という願いは変わりません。

感情が溢れ出て、思いに任せて全てを出し切ったら、そこでリセットです。

浄化された君の心から紡ぎ出される声に、僕たちは耳を傾けます。

前に進み、月の下で浄化され、そしてまた前に進む。

君の声は長い物語として、これからも僕らを導きながら続いていくのでしょう。

純粋であることはどこか恥ずかしいように感じる瞬間はないでしょうか。

特に大人になってからは、それが「演技」だと疑われてしまったり、ただの無知だと思われてしまうこともあり、表には出せません。

しかしその純粋さを見抜いている誰かにとっては、希望の光、憧れの光なのかもしれない。

『HOPE』を聴いてそんなふうに感じました。「hope」とは、希望のことですね。

純真な心をあえて表に出す必要はありません。きっと誰かが気づいています。

物事の裏ばかり見てしまいがちな毎日ですが、自分の心の中にある純粋な部分を探してみたくなりました。

月が綺麗な夜、ベランダに出て素直な気持ちを吐き出してみるのもいいですね。

『「Q」＆「A」』も『HOPE』と同様にアルバム「rye」に収録されています。

最上もが主演のMVにご注目ください！

歌い手からデビューした鹿乃に憧れる方にはこちらの記事がおすすめ。

これを読めば「歌ってみた」に必要な周辺機器が網羅できます！