ケツメイシ「なみだ川」は心に染み渡る名曲

ケツメイシ【なみだ川】歌詞を解釈!あなたが流した涙はどこへ行く?泣きたいとき…思いっきり泣ける名曲☆の画像

ここにまたケツメイシ名曲が生まれました。

その名曲のタイトルは「なみだ川」。

彼らにはバラードでも、多くの名曲があります。

しかし、本稿で紹介する「なみだ川」は、多くの名曲の中でも至極といえるでしょう。

和を感じられるメロディーに、頬を伝う雫の意義を問う歌詞が心に染み渡ります。

単純な恋愛が描かれているのではなく、壮大な世界観を歌詞から読み取れるのです。

これまでの彼らの作品で、ここまで壮大な世界観を語る曲はありません。

そんな至極のバラード、「なみだ川」の歌詞に迫ります。

あなたも本作で繰り広げられる、壮大な世界観を存分にお楽しみください。

ケツメイシ「なみだ川」はアルバム「ケツノポリス11」に収録

ケツメイシの11枚目のアルバムとなる「ケツノポリス11」は、10月24日にリリースされました。

このアルバムでは様々な曲調を楽しめて、何度聴いても飽きがこない作品です。

笑える「飲みニケーション」という新曲を筆頭に、本アルバムは好調な売れ行きであります。

しかし、このアルバムで際立つ名曲といっても過言ではないのが「なみだ川」です。

本作は13曲目に収録されており、このアルバムの終盤を飾る素敵な曲に仕上がっています。

ケツメイシのパフォーマンススキルの高さをみせつける作品といえるでしょう。

ケツメイシ「なみだ川」のサウンドで和を感じる

「なみだ川」では琴の音色とシンセサイザーの機械音がマッチします。

そして、ケツメイシの歌声が響き渡ると、この上ない名曲となるのです。

彼らの和を感じさせる名曲には、「さくら」があります。

しかし、その名曲さえも本作を聴くとかすんでしまいます。

彼らのテイストで和をマッチさせるといのは、簡単なものではありません。

和とラップというのは、異文化の特性をもろに感じる対極の位置にあるものです。

マイナスとプラスの電極のような文化を、見事に融合させています。

和がなければ、ラップがなければ、本作は成り立ちません。

静かな曲調と相反する衝撃を感じて、胸の高鳴りを抑えられそうにないのです。

ケツメイシ「なみだ川」の歌詞に迫る

あなたの流した、雫が行き着く先はどこなのでしょう。

悲しく抑えきれない雫は、ただ乾いて消えるものなのでしょうか?

もし消えてなくなるのであれば、1粒1粒に込められたあなたの心も消えることになります。

人の心は不思議なもので、小さな個の心が引き寄せられ大きな流れとなる気がするのです。

様々な感情ごとに集まり、世界を巡っていると感じてなりません。

そんな不思議な心の流れを、ケツメイシは「なみだ川」と表現するのでしょう。

本作の歌詞を体全体で受け止め、未知の世界をあなたと一緒に楽しんでみます。

あなたは今…

与えられし悲しみの果てに
あなた思い涙の雨に
音も無く ただ頬を伝う
また人はこの意味を問い詠う
あぁ… どこから来たの
あぁ… 今何見守る
あぁ… どこへ帰るの
その小さな瞳 また逢えるの?

出典: なみだ川/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.SHIBU

悲しみというのは自ら抱くものではなく、与えられるものなのですね。

確かに会えなくなった大切な人を考えると、悲しく切なくなります。

大切な人がいなければ感じない気持ちで、天から与えられているのかもしれません。

天から与えられているのであれば、世界中の悲しみの量が決まっていているのでしょうか。

悲しみを必要とする人に与えられる、特権なのかもしれません。

恋い焦がれる気持ち、会いたいという願い、こんな感情に反応するのでしょう。

人は天からの恵みで感情が豊かに生きていける、素敵な贈り物を貰えています。

全てはつながる

数多な感情包み込み
涙は川から海へ向かい
あなたは何度悟りをし
自然を謳いし 命繋ぎ
この一粒も誰かのため
大地に雨降り潤す種
また一輪咲いた花
詠み人知らずのなみだ川

出典: なみだ川/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.SHIBU

人が天から与えられた恵みを感情として吐き出し、あらゆる生命に寄与しているのです。

地上にある全ての生命は天からの贈り物を、何度も繰り返し補給し循環しています。

恋い焦がれる気持ち、会いたいという願い。

どの感情にも意味があり、たとえその場で相手に伝わらなくても地上を通じて伝わるのです。

あなたが天からの恵みを受ければ受けるほど、その感情は大きな流れとなって広がります。

地球で起こる様々なことは全て天でつながっており、意味がないものなどないのです。

人が願い続ける気持ちは偶然ではなく、必然であり大切な地上の恵みとなり続けます。

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