「小さな恋が、終わった」の前奏のコードがこちらです。原曲ではピアノでアルペジオが演奏されています。
アルペジオで弾くときは、音が転ばないようにテンポに気をつけて演奏してみてくださいね。
【1番】忘れられない<恋の味>を知る
D♭ G♭ G♭m
涙の雫握り しめ た
D♭ G♭ G♭m
薄暗い雨上がり の 空
D♭ G♭ A♭ Adim B♭m
小さな 言葉 で
D♭ G♭ D♭ A♭
大き な恋がお わった
出典: 小さな恋が、終わった/作詞:CHI-MEY/前田甘露 作曲:CHI-MEY
パートナーと別れることになった<小さな言葉>とは小声だったのでしょうか、それとも短い言葉だったのでしょうか。
「他に好きな人ができた」。たとえばこんな手短な言葉で<大きな恋>に別れを告げられたのかもしれません。
日中の雨は止んだけれど、手のひらが濡れているのは雨のせいではなくて悲しみの<涙>のせいですね。
日中は涙が止まらなかったけれど、夕方の帰宅時には泣かないでいられるようになったという比喩表現かもしれません。
D♭ G♭ G♭m
夕暮れに染まる街 並み を
D♭ G♭ G♭m
いつもキミは眺めて た よ ね
D♭ G♭ A♭ Adim B♭m
小さ な 駅 か ら
D♭ G♭ A♭sus4 A♭
大きな 空を 見てた
出典: 小さな恋が、終わった/作詞:CHI-MEY/前田甘露 作曲:CHI-MEY
今と同じ時刻、いつも<キミ>がしていたことが頭に自然とよぎります。街を眺めたり空を見たりする顔を、もう傍で見つめることはできません。
D♭ G♭ A♭ D♭ A♭
もしもこれが 恋 の 味 な ら
B♭m D♭ G♭ A♭ D♭ A♭
忘れる ことがで き ない よ
B♭m D♭ G♭ A♭ D♭ A♭
君の名 前を 呼 ぶ だけ で
B♭m D♭ G♭ A♭ D♭ A♭7 D♭
胸が 痛くて 切 なく て 大 好 き
出典: 小さな恋が、終わった/作詞:CHI-MEY/前田甘露 作曲:CHI-MEY
ところで、皆さんにとって<恋の味>ってどんな味ですか?私はチョコレート味を想像します。
さまざまな種類の形や味があるチョコレート。<恋>と似ているように思えませんか?
ミルクの風味が優しくて甘い味。口の中でとろける感覚も、まるで躍る恋心のようです。
そして、高濃度のカカオが配合されたチョコレートは信じられないくらいビターでヘビーな味。初めてカカオ95%のチョコレートを食べたときのショックは忘れられません。
同様に、嬉しいことや楽しいことばかりが<恋>ではありません。新しく知ってしまった苦い<恋の味>は、これからも忘れられないことでしょう。
まだ<君>を<大好き>という気持ちは胸に残っています。苦みが消えるのはいつになるのでしょうか。
「小さな恋が、終わった」のコード紹介はここまでです。続きを知りたい方は、無料で閲覧できる下記のリンクをご参照ください♪
【2番】未練とは違う"想い"を乗せて……
キミと見てきた あの夜空が
少しでも光増すように
頼りないペダルを力一杯踏み込んだ
キミが幸せならなんて
嘘をついた僕が大嫌い
どれだけ胸が痛くても
僕はキミのことが好きだよ
出典: 小さな恋が、終わった/作詞:CHI-MEY/前田甘露 作曲:CHI-MEY
いつもは2人並んで歩いていた帰り道も、今日からは1人ぼっち。少し<キミ>を思い出していた間に、夕焼け空は夜空へと移り変わっていました。
別れを告げられたとき<キミが幸せなら>それでいいなんていう嘘を吐いたことを後悔しています。やっぱり<キミ>のことが好きだから。
心の痛みは無くならないけれど、1人でも前向きになれるように自転車のペダルを<力一杯>踏み込んで家路を急ぎます。
甘いだけが恋じゃないと 初めて知った
隣にいてほしい これからもずっと
変わらないでいたいけど、、
もしも願いが叶うなら
君を抱きしめていたかった
もう一度
(いつまでも)
この夜空を
(どこまでも)
キミヲノセテ走るよ
もしもこれが恋の味なら
忘れることができないよ
キミの名前を呼ぶだけで
胸が痛くて切なくて 大好き
出典: 小さな恋が、終わった/作詞:CHI-MEY/前田甘露 作曲:CHI-MEY
これは初めて体験した失恋です。しかし不思議なことに、未練がましい気持ちは一切ありません。それが「小さな恋が、終わった」という曲の魅力でもあります。
曲名である「小さな恋が、終わった」という文章は過去形。"失恋=過去の出来事"であることを表しています。
さらに歌の冒頭では<大きな恋>と歌われていたのに、タイトルでは<小さな恋>というように形容詞が変わっています。
これも、失恋という出来事がどんどん過去のことになっていく、という時間の移り変わりを表現しているのでしょう。
歌詞の語り手である<僕>は<キミ>を好き。だけどその気持ちは別にして、"失恋"という事実を受け入れ、自分の人生を歩もうとしているのです。
ある意味"自立"を目指す<僕>の前向きな気持ちがあるから、未練がましくない<キミ>への想いを心に乗せて走り出すことができるんですね。
「小さな恋が、終わった」をカラオケでも歌おう♪