「クリスマス?なにそれ?美味しいの?」はお一人様のクリスマスソング

【クリスマス?なにそれ?美味しいの?/ヒャダイン】共感力抜群な歌詞とは?高山侑子出演のMVが面白い♪の画像

前山田健一ことヒャダインが2011年11月23日にリリースした「クリスマス?なにそれ?美味しいの?」。

タイトルからすでに予想がつくかもしれませんが、この曲、普通のクリスマスソングではありません。

クリスマスイブにカップルが盛り上がる傍ら、ひとり身の切実な思いを綴った楽曲なのです!

最初はニコニコ動画での活動として2010年12月1日に「クリスマス?なにそれ美味しいの?」としてアップロード。

この楽曲ニコニコ動画内で大反響を生み、アレンジしたものを2011Ver.として発売しました。

ヒャダイン名義としては3枚目のシングル

開き直ったような歌詞の内容と、ヒャダイン節の詰まった目まぐるしい展開は、聞きごたえバツグンです♪

MVが面白い!

ヒャダインの作品で登場する女性は「ヒャダル子」と呼ばれています。

今回のヒャダル子は女優・モデルの高山侑子。

前までのヒャダル子とは一味違った大人の色気を感じさせていて素敵です♪

ちなみにヒャダル子の声はヒャダイン自身の声をピッチ調整ソフトをかけ、女声にしているもの。

一瞬高山侑子の歌声かと驚いてしまうほどの声の出来栄えなんです。

それでは肝心のMVを見てみましょう!

クリスマスらしいのですが、一気に現実に戻されるような演出がいくつもありますね。

独身彼女無しのクリスマスという設定みたいです。

時折現れる高山侑子が華やかなクリスマスの象徴なのでしょうか?

登場するたびにキラキラ感で画面が満たされます。

しかしそのたびに、それを打ち消すかのようにヒャダインが現実と向き合っていますね。

また、パッと聞いているだけでもビックリする言葉が何度も飛び交っていました。

歌詞も一緒に見ていきましょう♪

地獄のようなクリスマス

クリスマスムードにこぼれた一言

Jingle bells! Jingle bells! Jingle all the way!
Oh, what fun it is to ride in a one horse open sleigh!
「なにがメリークリスマスだ…」

出典: クリスマス?なにそれ?美味しいの?/作詞:ヒャダイン 作曲:ヒャダイン

クリスマスソング「ジングルベル」の一節から曲は始まります。

高山侑子の美しい笑顔とクリスマスらしい飾り。

始まり方はクリスマスムードたっぷりなのですが、飾りを払いのけ、ヒャダインがセリフを吐き捨てます。

これはクリスマスでにぎわう街中を歩くうちにこぼれた独り言みたいですね。

「ジングルベル」ではなく「シングルヘル」!

Single! Hell!! Single! Hell!! Single Always!!
何年連続になりますかねー?ひとりきり!!
Single! Hell!! Single! Hell!! Single Always!!
みんなハッピー!!ってわけじゃないんだってば クリスマス!!

出典: クリスマス?なにそれ?美味しいの?/作詞:ヒャダイン 作曲:ヒャダイン

「ジングルベル」が「シングルヘル」になっていますね!

「single(シングル)」はお一人様…つまり独身彼女ナシのこと。

「hell(ヘル)」は地獄のこと。

つまり「お一人様地獄じゃ!」という意味になります(笑)

よりによってクリスマスらしい楽し気な言葉と掛け合わせるなんて。

センス抜群です!

そしてそれが「Allways=いつも」続いているとのことです。

彼にとってこの地獄のクリスマスは毎年恒例の行事と化しているようですね。

最後の行は「リア充じゃない人もいるんだから、盛り上がりすぎないで!」というメッセージでしょう。

こんな切り口のクリスマスソングは今までになかったですね!

この現実味のある内容が非常に共感を生んだようです。

クリスマスイブはもちろん仕事

え?クリスマス?仕事だけど?

華やぐ街今年もクリスマスイブ 去年と同じく仕事入れました
ハロウィンとかバレンタインデーとか まぁ
キライってわけじゃないんだけど かやのそと!!

出典: クリスマス?なにそれ?美味しいの?/作詞:ヒャダイン 作曲:ヒャダイン

クリスマスイブだからといって特別な予定もないので、キッチリ仕事を詰め込んだみたいですね。

何も予定がないと余計「うらやましい」と感じてしまうのもあるかも。

ハロウィンもバレンタインデーも街をにぎわせるイベントです。

自分に関わりがなくてもイベントムードの街を歩けば「いいなぁ」という気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。