WILYWNKA STAY (feat. SIRUP)
2019年4月に話題のラッパーWILYWNKAが「STAY」をリリースしました。
今回の楽曲は作詞にSIRUP、作曲にGeGと豪華メンバーをそろえています。
曲を聴く前から、この曲が良曲だと分かりますね。
実際、WILYWNKAの優しい声から紡がれるラップとSIRUPの歌声が見事にマッチしています。
「STAY」は2019年9月にリリースされたアルバム「PAUSE」に収録されています。
収録曲には「Return Of The Rap」などラップ好きなら見逃せない曲ばかりです。
興味がある人はそちらも要チェック!
雰囲気抜群のMV
今回の楽曲はReebok CLASSICとのコラボ曲となっています。
そのためMVの中で2人が着ている服は、Reebokが意識している1990年代風となっていますね。
ストーリーラインは彼らが「STAY」をクラブで歌って、周りを魅了していくというもの。
色気とかっこよさを兼ね揃えた2人が、歌っている姿は見惚れてしまいます。
彼らのオシャレな服をもっと見たい人は、Reebokの公式HPを訪れることをおすすめします。
歌詞解説スタート
夢をめざして
このままどこまでもHigher&higher
このままいつまでも遊びたいな
出典: STAY/作詞:WILYWNKA、SIRUP作曲:GeG
この曲はおそらくWILYWNKAの歩んだ道のりを意識して書かれています。
つまりこの歌の主人公はWILYWNKAです。
彼が目指すのは音楽の頂点。
しかし、遊びたいとはどういう意味なのでしょうか?
このフレーズについては、後半で説明していこうと思います。
人知れず点く情熱
ビルの谷間火をつけるシガー
冷たい風に流されないよう生きた
昔とか今どっちでも良いが
あの時の自分に会わないよう決めた
出典: STAY/作詞:WILYWNKA、SIRUP作曲:GeG
彼はなぜビルの谷間にいるのでしょうか?
それは世間の冷たい風に吹かれたくないからです。
表通りに出てしまうと、世間の目をどうしても意識しなければなりません。
自分で生きたい道を選ぶために、彼はビルの谷間という少し薄暗いところで火を付けます。
たばこの火は、とても明るい火とはいえません。
これは彼の夢への情熱がくすぶっていることを表しています。
夜の街で
月明りの下で
駆け上がり続けてく EveryNight
月明りの下、俺を照らす Light
俺は俺じゃない?
君は君じゃない?
街の雑音に埋もれても Be all right
出典: STAY/作詞:WILYWNKA、SIRUP作曲:GeG
毎夜、毎夜彼はステージに上がり続けて、自分を磨き続けます。
歌詞を見るに、もしかしたら彼は路上ライブをやっているのかもしれません。
そしてある時から、彼は自分が自分であるのか疑問を持ち始めます。
自分が街の一部になっていることに気づいたのです。
いつの間にか街に飲み込まれて、いつもそこにいる存在になっています。
ある意味では風景の一部ともいえるでしょう。