[登り下り]と 坂道に例え人は言うけど
誰にも どれにも 置き換えて語れないものがある
きっと
誰にも どれにも 代わりなんて出来っこない
君がいる
出典: こだま、ことだま。/作詞:櫻井和寿 作曲:小林武史
「坂道」に例えられているものというのは、人生や人間関係を指していると考えられます。
そういったものの起伏は人によって違い、ずっときつい登り坂の人もいれば、下りに差し掛かったもいるわけです。
それは本当は例えられるようなものではなく、とても複雑で唯一無二。
人生にも「その人」との人間関係も代わりになるものなんてないと歌っています。
夢をあきらめない
carry-on
carry-out
僕は僕を奏で
夢を並べ
君と響きあえる
「逃げよう」「やめよう」
そんなのは出鱈目
今はそう思えるよ
強くいられる
出典: こだま、ことだま。/作詞:櫻井和寿 作曲:小林武史
自分を奏でるためには夢も必要です。
人生における目標になるわけですからね。
夢の赤裸々に語り合うことで、人と人はさらに「共鳴」することができます。
諦めたり馬鹿にするのはナンセンス。
本気で夢と向き合い、人と共有し、一緒に努力することで、人はさらに強くなれます。
「Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016」開催地の石巻は津波によって甚大な被害を被りました。
被災者の皆さんは一度夢も希望も考えられないような状態に陥ってしまったでしょう。
「こだま、ことだま。」はそんな彼らに、今一度夢を持って、「これから」を見ていこうと語り掛けます。
代わりなんていない
誰しも日常の中で誰かを想う
ノラリクラリとただ暮らしているように見えても
誰しも いつでも 守りたい大切なものがある
そうさ
誰にも どれにも 代わりなんて出来っこない
人がいる
出典: こだま、ことだま。/作詞:櫻井和寿 作曲:小林武史
人々は一見なんともないように日常を消費しています。
しかし、人々はそんな中でも誰かの為に行動していたりします。
皆さんは今、頭にふと浮かぶ大切な人はいるでしょうか。
どれだけ無意識でも、その人と「響きあえる」よう、私達は生活しているというわけですね。
carry-on
carry-out
人が人を奏で
傷を撫であい
いつか響きあえる
触れよう 食べよう
喜びで満ち足らせ
君の笑顔見れば
優しくなれる
出典: 「こだま、ことだま」は、作詞:櫻井和寿、作曲:小林武史。
「食べよう」という単語が印象的ですね。
この単語からは「生活」がイメージできます。
人と人、「共鳴」しながら生きていくことによって、喜びを偽りなく表現できる。
そして喜びの共有が周りの人々の表情も笑顔に変え、幸せの「共鳴」が起こるわけです。
carry-on
carry-out
僕は僕を奏で
夢を並べ
君と響きあえる
「泣きそう」「負けそう」
そんな日もあるけど
君を抱きしめると
強くなれる
出典: こだま、ことだま。/作詞:櫻井和寿 作曲:小林武史
幸せの「共鳴」があるなら悲しみの「共鳴」もあります。
何かに挫けそうなとき、嫌なことがあって泣きそうな時、人と響きあうことで、悲しみを和らげることができます。
ポジティブな感情は増幅する方向へ、ネガティブな感情は緩衝する方向へ。
人と人が「共鳴」することで、人生の幸福指数をどんどん増加させることができるわけですね。
傷を撫であい
いつか響きあえる
君の笑顔見れば
優しくなれる
君を抱きしめると
強くなれる
出典: こだま、ことだま。/作詞:櫻井和寿 作曲:小林武史
「響きあう」ことで何が起こるか、総括している部分です。
傷の痛みは人と共有すれば和らげることができる。
笑顔がもたらす幸福な雰囲気は、共有すれば周りも幸せにしてくれる。
守るものが出来れば、人は強くなることができる。
人と人の「響きあい」は、人が生きていく上でとても大切なことなんですね。