BEAT CRUSADERS

BEAT CRUSADERS【HIT IN THE USA】歌詞和訳&意味解説!夢見る理由を紐解く!の画像

BEAT CRUSADERS(ビート クルセイダーズ)は1997年に結成されたロックバンドです。

2004年にメジャーデビューを果たし、ELLEGARDENらと共に英詞ポップパンクブームを牽引しました。

最大の特徴はロックバンドでありながら匿名性を持っていた点。

メンバー全員がモノクロの自画像が描かれたお面をつけて活動していたのです。

そのお面はライブでのみ外され、メディア出演時は徹底して素顔を隠し続けました。

この仕掛けはMAN WITH A MISSION等、後に続く日本の覆面バンドの走りだったといえるでしょう。

その匿名性とエネルギッシュなサウンド、そしてギターボーカルヒダカトオルの英詞によるポップな歌。

それらを武器にJ-ROCKシーンを駆け抜け、2010年の解散まで多くのヒット曲を残しました。

この記事ではそんなBEAT CRUSADERSの代表曲である【HIT IN THE USA】の歌詞に迫ります。

【HIT IN THE USA】

メジャーデビューシングル

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1997年の結成後BEAT CRUSADERSはインディーズバンドとして活動を開始します。

インディーズ時代には4枚のアルバムをリリースし、海外ツアーも行われました。

DefSTAR RECORDSに移籍し、メジャーデビューを果たすのは2004年のこと。

そのメジャーデビュー後初のシングルとしてリリースされたのが【HIT IN THE USA】です。

アニメ『BECK』主題歌

BEAT CRUSADERS【HIT IN THE USA】歌詞和訳&意味解説!夢見る理由を紐解く!の画像

【HIT IN THE USA】はTVアニメ『BECK』主題歌として世に知れ渡りました。

『BECK』は月間少年マガジンで連載されたハロルド作石による漫画を原作としたアニメ

ロックと出会った冴えない主人公田中幸雄がバンドと共に成長していくサクセスストーリーを描いた作品です。

音楽を題材とした作品のアニメ化は音の無い漫画とは違い非常に難しいところがあります。

漫画での感動的な演奏シーンや熱気を音楽で再現する必要があるからです。

その難しい音楽総合プロデューサーをBEAT CRUSADERSのヒダカトオルが務めました。

そして自身のバンドのメジャーデビューシングル主題歌として起用されたわけです。

主題歌は作品と見事にマッチし、『BECK』とBEAT CRUSADERS両方のヒットに繋がりました。

【HIT IN THE USA】には成功を夢見るロックバンドの熱い想いが込められています。

それは作品内のバンド「BECK」とヒダカトオル率いるBEAT CRUSADERS両方に当てはまるものです。

この記事ではそんな【HIT IN THE USA】で歌われるバンドの熱い想いを和訳して解説していきます。

アメリカでヒットするために生まれてきた

印象的に繰り返されるメインテーマ

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I was made to hit in America

出典: HIT IN THE USA/作詞:ヒダカ トオル 作曲:BEAT CRUSADERS

印象的に繰り返されるサビの部分にこの曲のテーマが込められています。

思わず踊り出したくなるされるこのメインフレーズは一度聴いたら忘れられません。

おれはアメリカでヒットするために生まれてきた

出典: HIT IN THE USA/作詞:ヒダカ トオル 作曲:BEAT CRUSADERS

バンドの目指す先がここに示されています。

タイトルにも「USA」とあるようにアメリカに対する想いがこの曲のテーマのようです。

『BECK』も物語が進むにつれて舞台はアメリカへと移っていきます。

夢ではなく使命

I've never dreamed before
I'm gonna knock the door
Into the world of perfect free
(You ain't no lonely!)

出典: HIT IN THE USA/作詞:ヒダカ トオル 作曲:BEAT CRUSADERS

「アメリカでの成功」というメインテーマを踏まえて冒頭の歌詞を見ていきましょう。