THE RAMPAGE vs FANTASTICS【MIX IT UP】MV解説！白黒で魅せるバトル

MVの解説に入る前にその土台となる「BATTLE OF TOKYO」について紹介します。

「BATTLE OF TOKYO」とはLDHの仕掛ける総合エンタテインメント・プロジェクトです。

現実世界と「超TOKYO」と呼ばれるパラレルワールドを舞台に、4つのグループがバトル形式でコラボ。

登場するのはGENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZの4グループです。

それぞれの個性を持つグループ同士のバトルが大いに楽しめる一大プロジェクトですね。

楽曲、ライブ、そしてMVなど様々なメディアで展開されています。

今回は、そんな「BATTLE OF TOKYO」の中の1曲「MIX IT UP」を紹介します。

THE RAMPAGEとFANTASTICSのコラボバトルとして人気の1曲。

THE RAMPAGEは4グループの中では最多の16人というメンバーの多さが特徴です。

持ち味はストリート色の強くパワフルな音楽とダンス。

対するFANTASTICSはスタイリッシュで爽やかな曲調やダンスを得意とします。

EXILEで活躍するメンバーも含む先鋭8人からなるパフォーマンス集団ですね。

4グループの中でも正反対といえる性質を持つグループ同士のバトル。

それが「MIX IT UP」なのです。

この曲は、前奏がはじまるまでの映像が2分15秒とかなり長めです。

しかし、映画のような映像美とともにバトルの背景や世界観を垣間見れるのもMVの特権。

パフォーマンスをする時とは違ったメンバーの鋭い表情も新鮮ですね。

MVの舞台となるのはどこかレトロな西洋風の部屋。

そこに待ち受けるTHE RAMPAGEのもとへFANTASTICSがやってくるところから映像はスタート。

ここで注目したいのが衣装の色です。

THE RAMPAGEは白、FANTASTICSが黒で互いのグループを象徴しています。

普段のイメージカラーはそれぞれ赤と青なのでかなり雰囲気が変わっているのが分かりますね。

机を挟んでにらみ合う両グループ。

画面の外にまで緊張感が伝わってくるようなシーンです。

FANTASTICSの佐藤大樹さんが、含みのある笑みとともに黒い鞄を机の上に滑らせます。

それを受け取ったTHE RAMPAGEのRIKUさんが鞄を開けた瞬間のラウドなギターのメロディー。

バトル開始の合図でしょうか。

静かなシーンから一転して、エッジの効いた音と目まぐるしく変わる映像が斬新です。

新しく登場する太陽と月のモチーフに引き込まれてしまいます。

1番はダンスとボーカルを代わる代わる見せるといったシンプルな構成になっています。

Aメロの一部を除いてTHE RAMPAGEのパフォーマンスが中心です。

バトルの先攻は白服をまとったTHE RAMPAGEといえるでしょう。

ダンスシーンに関しては、メンバー全員が揃って踊るカットが多めです。

白い衣装で統一された16人が一斉に動き出すBメロのはじまりは鳥肌が立つほど。

一方でボーカルは、ソロカットが中心です。

RIKUさん、吉野北人さん、川村壱馬さんがそれぞれ違ったセットをバックに歌っています。

特に川村壱馬さんは中心でどっしりと構える姿が印象的ではないでしょうか。

ほかのメンバーに比べ音に乗って体を動かすことは少ないものの、その存在感は圧倒的。

真っ白な衣装をまとうメンバーの中、一人黒い手袋をはめているのも気になるところです。

また、改めて衣装を見ると色は白で統一されているのが分かります。

しかし形は様々。やはりストリートファッションに近い形のものが多いように感じますね。

メンバーそれぞれの凝った衣装も見どころのひとつでしょう。