少女時代【BAD GIRL】歌詞の意味を解釈！どんな「秘密」を隠し持ってる？滲み出る魅力で虜に！

2011年6月1日発表、少女時代の日本でのファースト・アルバム「GIRLS' GENERATION」。

このアルバムに収録されている「BAD GIRL」をご紹介します。

タイトルのとおりにちょっと不良少女の面影を魅せた作品です。

とはいえ不良自慢をしているのではなく、クールな少女の魅力について歌っています。

最近ではヤンキーという言葉が台頭してきました。

いまや不良少女という言葉は死語です。

MVを参照すると大型バイクに跨る少女時代のメンバーたちの姿が印象的になっています。

ヤンキーな少女とバイクの相性は非常に高いです。

ただ少女時代のメンバーがバイカーになると途端にクールな印象をもたらしてくれます。

固有のスタイリッシュな印象があり、ヤンキーという言葉に滲む野暮なニュアンスは微塵もないです。

彼女たちの内に秘められた魅力というものに触れたくなる歌詞になっています。

愛に対して積極的なクールかつちょっと悪い女というイメージを受け取ってください。

タイトルの「BAD GIRL」の意味が様々に光ってゆくような印象を受けるはずです。

女性というよりもちょいワル少女に固有な魅力が全開になっています。

この曲の歌詞を紐解いて少女時代の魅力をいま一度振り返ってみましょう。

それでは実際の歌詞をご覧ください。

歌い出しの歌詞になります。

登場人物は語り手のワタシとリスナーひとりひとりを指しているようなアナタです。

まだ最初の自己紹介のような内容でしかありません。

「BAD GIRL」の訳出の仕方が難しいでしょう。

通例は不良少女という日本語に落ち着きます。

ただもっと直球に悪い女というニュアンスも滲むのです。

もちろん素行が悪い女子という意味ではありません。

恋愛での魅力という次元で悪い女という意味です。

悪いというワードがどこか褒め言葉になるのですから不思議でしょう。

魅力にあふれていて男性たちを魅了するクールな少女というニュアンスが滲むのです。

少女らしい清楚な魅力ではありません。

まだ少女でありながら大人の恋愛の仕方を知っている女子の姿が浮かぶのです。

教室の中でもいわゆる普通の女の子の輪の中には溶け込まない少女。

ちょっと悪い連中と遊んでいますが、そこにも定住しないような特別な女の子。

「BAD GIRL」の歌詞からはそんな女性像が浮かび上がります。

完璧という言葉には筋金入りというような意味が重ねられるのです。

芯がある「BAD GIRL」ですから取り扱いに注意しなくてはいけません。

ここで歌われるワタシの秘密というものを解き明かすことがこの記事のテーマになってゆきます。

この秘密は一義的なものではありません。

様々な可能性を感じさせる多義的な意味を含むものでしょう。

ワタシとアナタの関係性はアーティストとリスナーとして見立てました。

しかし当然にもっと一般的な男女の関係としても解釈できます。

ミステリアスな少女の秘密に男性であるアナタがどこまで近付いていられるでしょうか。

この時点ではアナタはワタシの秘密に触れられません。

もちろん秘密というものは本人が秘匿しているものです。

そのためにワタシがさらけだそうとしない限りは誰も秘密に近付けません。

そもそも秘密を隠し持っているかどうかさえ傍目からでは分からないものでしょう。

ワタシはどうやら自身の秘密が持っている魅力に相当な自信を抱いています。

必ずやアナタを魅了するような秘密であると確信を持っているのです。

こうした思わせぶりができることこそ悪い女の子の特徴でしょう。

「BAD GIRL」の制作チームにはHIROという日本人のクリエーターが参加しています。

そのため他の少女時代の楽曲に比べて日本語がこなれた歌詞になっているのです。

語り手は一人称単数のワタシですが、少女時代のメンバーはこのラインを交互に歌います。

どちらかというと私たちというニュアンスが滲んでいるのです。

歌われるのは自信過剰な少女の心でしょう。

自慢や自分アゲというものが基本になっています。

少女時代にはこうした自分アゲの歌詞が多いです。

自身にあふれて美脚を魅せつける少女時代の姿は同時代の女性たちの支持を獲ました。

しかし恵まれたというしかない抜群のプロポーションを誇る少女時代のメンバーたち。

いわゆる普通の女性たちは少女時代には敵わないという思いも抱えました。

それでも女性たちから羨望の的になったことが少女時代の大成功の秘密でしょう。

「BAD GIRL」ではアナタを男性（リスナー）として描いています。

しかし実際には男女問わず彼女たちの魅力に釘付けにされました。

実際に少女時代がグループとしての活動休止状態になっても彼女たちの魅力は現役です。

時代を超えて美しさの基準を軽々と超越するポテンシャルが少女時代にはあります。

そしてあの完璧なプロポーションは誰にでも真似できるものではありません。