【1000回潤んだ空】とはどんな曲?
音源化される前から注目を集めた名曲
そしてバンドリと聞いて浮かぶアーティストといえば「Afterglow」や「Roselia」など様々です。
その中でも今回は【Poppin'Party】に注目していきます。
今回歌詞の意味を解説していくのは【Poppin'Party】の【1000回潤んだ空】。
この楽曲は2017年2月1日 に発売された「ときめきエクスペリエンス!」に収録されています。
タイトルから読み取れること
タイトルは【1000回潤んだ空】です。
空が潤んでいるという情景は心の状態のことを表しています。
悲しいことや辛いことなど、大きな悩みを抱えて曇りがかった心模様。
自分の中でも悩みが消化しきれなくなっていくと、いつの間にか涙が溢れてしまいます。
それが何度も何度も起きてしまった心の中の様子が表されていたのです。
このタイトルがこれからどのように歌詞と絡んでいくのかをみながら歌詞の意味を解釈していきます。
そして歌詞を読み解いていくとみえてくる自分を隠す意味と、空に託した想いをみていきましょう!
主人公の心模様
閉ざしてしまった心
素顔の自分見せないようにしてた
制服の袖キュッと握って笑った
出典: 1000回潤んだ空/作詞:上松範康(Elements Garden) 作曲:上松範康(Elements Garden)
この歌詞の主人公は辛い気持ちを表に出さずに閉じ込めていました。
本当の自分を出さないように取り繕っていたのです。
それは自分に自信がないからでしょう。
自分のやることや考えることに自信が持てずに周りから馬鹿にされることを恐れてしまっています。
「自分を出さない方がうまくやっていける」。
そのように思い込み、全部仕舞い込んでしまっているのです。
主人公の苦しみが伝わってきます。
この歌詞には本当は自分を出したいけれど勇気が出ずに踏み出すことができない様子が描かれていました。
学校に行くために自分を偽る
深呼吸...!玄関のドアを開いて
いつもの通学路へと
出典: 1000回潤んだ空/作詞:上松範康(Elements Garden) 作曲:上松範康(Elements Garden)
自分の家から出る前に深呼吸をして気持ちを落ち着かせています。
主人公はこれから気張って、通学路を歩んでいかなくてはいけないのです。
本当の自分を出さないように取り繕いながら。
主人公のストレスが痛いほど感じ取れます。
どれだけ苦しく、辛いのか。これから主人公はどのような物語を紡いでいくのでしょうか。
心に変化が生まれたきっかけ
聴こえてきた音楽
ねぇ...そんな日のよく晴れた風の下で聴こえたんだ Listen to song
自分が無くしてしまったナニカの欠片の歌が Listen to song
出典: 1000回潤んだ空/作詞:上松範康(Elements Garden) 作曲:上松範康(Elements Garden)
主人公が気張りながら歩いていたある日、耳に入ってくる歌がありました。
そしてその歌を聴いた時、彼女の心の中に変化が起きたようです。
自分の心の中から欠落していた「ナニカ」とリンクしていきます。
必死に耳に意識を持っていき聴こえてくる歌に耳を傾ける主人公ですが、まだ答えは分かりません。
しかし確実に主人公の心にはこの歌が響いているのです。