Poppin'Party「White Afternoon」
Poppin'Party(ポピパ)は「BanG Dream!(バンドリ!)」に登場するガールズバンド。
今回ご紹介するのはそんなPoppin'Partyの「White Afternoon」です。
このタイトルを日本語にすると「白い午後」という意味になります。
「白」という単語から連想させられるのは、冷たさや清潔さ。
そのタイトルの持つ意味に関しても、歌詞を見ていくことでわかっていくことでしょう。
今回は歌詞の意味を徹底解説していきます。
雪に込められた想い
雪が意味するものとは
舞い落ちる 雪の淡さに
キミの名前は“夢”だと知った
出典: White Afternoon/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
まず冒頭の歌詞。
1行目の「雪」という言葉によってこの物語の舞台が冬であるということが分かります。
そしてそんな雪を見ることで主人公は何かを思い出しているのかもしれません。
2行目、主人公が「雪」と夢を重ね合わせていることが分かります。
そして気になるのが2行目の「キミ」という言葉です。
この「キミ」というのは誰を指しているのでしょうか。
雪を見ることによって、主人公はその人物のことを思い出したとあります。
このことからこの人物がその白さを彷彿とさせるような人であることが分かるのです。
「キミ」が夢であるということから、主人公にとってこれが未来を想像するような存在だということが分かります。
もしかしたら、この「キミ」というのは主人公のことを支える仲間のことを指しているのかもしれません。
そう考えると、その存在そのものが夢だといっていることにも納得ができます。
仲間と共に未来を手に入れようという気持ちがあるのかもしれませんね。
真っ直ぐな想い
なんて一途な夢でしょう
真っ直ぐに続く道――
出典: White Afternoon/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
このパートの言葉には、前述の歌詞にあった「夢」という言葉を補う言葉が並んでいます。
主人公にとっての夢、つまり「キミ」に対しての感情も表現されています。
それはきっと彼女にとって1番大切なものといって良いに違いありません。
2行目の「道」という言葉からは、過去から現在まで一直線に続く時間を指しているのかもしれません。
時の流れの中で、周りのものが変化しても主人公の胸に変わらず存在し続けている仲間たちとの夢。
それを主人公が追いかけ続けている様を表しているのでしょう。
同じ景色を見ながら
冬の景色の中で
(いつになく冷たい空)
木枯らしが吹いても
(凍える手つないでみる)
そっとぬくもり
(キミの手はあたたかいね)
白い息を吐きながら
遠い空 見上げたら
出典: White Afternoon/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
このパートでは冬の情景と「キミ」との交流が描かれています。
丸括弧の中の言葉は、その情景の中にいる主人公の心情や行動を表しているのかもしれません。
冷たい風が吹く冬のある日の出来事。
主人公は「キミ」と並んで歩いているのでしょう。
4〜5行目で分かるのは、冬の寒さを感じながらも「キミ」と一緒にいることで気持ちが満たされているということ。
主人公にとって「キミ」が良き理解者であり、大切な存在であるということが表現されているのでしょう。
6行目以降の歌詞ではそんな気持ちで遠くを眺めている主人公の姿が描かれてるようです。
人が遠くを見るという動作を描いているときは、何かに対して想いを馳せている状態を表すことがあります。
主人公がその状況において感情を動かされているということが伝わってくる表現です。
「キミ」の言葉
淡い雪 舞い落ちる午後に
ほっとするひととき
ありのままでいいよって
キミは手招いてた。
出典: White Afternoon/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
そしてそんな風に空を眺めていると雪が降ってきたのでしょう。
1行目「淡い」という言葉から伝わってくるのは、その雪の密度です。
たくさん降ってきているわけではなく、サラサラとした雪がゆっくりと宙を舞っている様が想像できます。
そんな静かに降る雪と隣にいる「キミ」の姿から主人公の気持ちが落ち着いていくのを感じているのでしょう。
主人公にとって雪というものと「キミ」が安心できるものだということが分かります。
そして3行目の言葉はそんな「キミ」からの言葉。
主人公を励ますような、その存在を認めるような温かい言葉です。
3〜4行目は未来にいる「キミ」からのメッセージのようでもあります。