それでも現実がまだ後ろに付き纏っても
気にすることはないんだ 生きることは経験だ
出典: ミニマリスト/作詞:鬼頭大晴 作曲:鬼頭大晴
自分と向き合う旅に出ても、思い出したくない現実はずっとついてくるでしょう。
しかし、それを気にする必要はありません。
人生は、付き纏ってくる現実を変えるための旅路です。
何かをやる前に悩むより、やってみてから考えればいい。
何事も経験あるのみ!
そういう心構えで旅を進めましょう。
ミニマルに生きる方法
タイトルの『ミニマリスト』には、どんな意味が込められているのでしょうか?
これまでの歌詞解説を総括してみると、その答えが見えてきました。
どんな生き方でもいい
正義を欲してたんだ 誰もが敵を恨んだ
正装に身を包んだまま 淀んでいるんだ
いや戦ってるんだ
出典: ミニマリスト/作詞:鬼頭大晴 作曲:鬼頭大晴
答えを欲しがること。
正しくありたいと願うこと。
それは、理不尽な現実に抗っている姿なのかもしれません。
人はみんな何かしらの不満を抱えて生きています。
その不満を受け入れることも、ひとつの正解なのでしょう。
しかし、不満を解消しようする姿も、また正解です。
どんな生き方をしてもいい。
それが正解を求める人々に対する答えなのではないでしょうか?
人生の素晴らしさを知っている人
素晴らしい日々をいつか君と迎えれるように
失ってばかりだけど取り戻す旅に出るよ
楽しむことが怖いかい
プライドが邪魔するんだ
生きることが辛いなら逃げることも選ぶんだ
出典: ミニマリスト/作詞:鬼頭大晴 作曲:鬼頭大晴
一見すると1番と同じに見える歌詞ですが、最後の部分が変えられています。
「逃げることも選ぶんだ」。
私たちはもう、逃げるという手段があることを知っている。
それは、ずるいことではなくて、人生の選択肢が増えたということです。
余計なプライドや、おかしな常識を捨てたからこそ、逃げる勇気を持つことができました。
本当に大切なものだけを持って、ミニマルに生きる。
それは自分を大切にするということなのではないでしょうか?
『ミニマリスト』とは、人生の素晴らしさを知っている人のことを意味しているのだと思います。
最後に
生きることが辛いと感じている人は、もしかしたら余計なものを持ちすぎているのかもしれません。
明日を生きるために必要なもの。
それは、そんなに多くはないはずです。
最低限、生きていくのに必要なものだけを持って生きていく。
そうして身軽になれば、きっと息もしやすくなるでしょう。
親友のように優しい曲たち
すべての人の心に優しく響く歌詞が印象的なHalf time Oldの曲。
彼らの音楽はまるで、取るに足らない小さな悩みでも真剣に聞いてくれる親友のようです。
Half time Old【銃声と怒号】PV&歌詞の意味を徹底解説!銃声や怒号を超える想いって…何?の2ページ目 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
いつの時代も人を突き動かして来たものを伝える1曲!インディーズシーンを沸かせるロックバンドHalf time Oldの3rdアルバム「真夜中の失踪に聡明と音楽」収録の「銃声と怒号」を紹介。歌詞やPVからその熱いメッセージを紐解いていきます。
今回紹介した『ミニマリスト』と同じアルバムに収録されている『銃声と怒号』。
歌詞に込められた熱いメッセージを受け取りましょう。
【アウトフォーカス/Half time Old】まずこれを聴け!「発見と疑問」収録のキラーチューン! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
温かみのある独特なクセになる歌声とグルーヴ感溢れるサウンドで話題のバンド「Half time Old」。まず聴いてほしい彼らのキラーチューンが『アウトフォーカス』です。今回は、アルバム『発見と疑問』に収録されたこの曲の聴きどころや歌詞など、その魅力を徹底紹介します。