「忘れないように」

でもすでに監督を務めており、くるりの良さをさらに引き出した作品を新たに生み出したと言えるでしょう。

郷愁が心に沁みる1曲

ところどころに散りばめられた名曲のオマージュ!

また、この楽曲は郷愁が心に沁みる1曲としても高い評価を受けています。

この懐かしさはどこから来ているのでしょうか?

それは、ところどころに散りばめられた名曲のオマージュによるものだと考えることができます。

ラヴェル「ボレロ」

くるり【ソングライン】PVを徹底解説!酒を片手にバットを振るおじさんの正体は?郷愁が心に沁みる1曲の画像

まず聴き逃すことができないのはラヴェルの「ボレロ」のオマージュではないでしょうか。

アウトロに入っていく時のフレーズはまさにそのままのフレーズが聴こえてきます。

くるりのクラシックの名曲まで組み込んでいく幅広い音楽性には本当に頭が下がります。

ビートルズも聴こえてくる?!

また、この楽曲にオマージュとして起用されているのは、この「ボレロ」だけではないでしょう。

というのも、ところどころにビートルズも感じることができるです。

分かりやすいところで言うと、同じくアウトロの部分です。

どことなく「Hey Jude」のアウトロと似ているような気がしませんか?

くるり【ソングライン】PVを徹底解説!酒を片手にバットを振るおじさんの正体は?郷愁が心に沁みる1曲の画像

また、アウトロも雰囲気を感じるんですが、サウンド面や音の混ざり方のようなものを聴いていると「Strawberry Fields Forever」も感じてきます。

ホーンセクションの雰囲気なんか影響を受けているのではないでしょうか。

くるり【ソングライン】PVを徹底解説!酒を片手にバットを振るおじさんの正体は?郷愁が心に沁みる1曲の画像

さらに、ドラムが左からしか聴こえてこない偏った定位は「Eight Days A Week」とも繋がってきます。

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