歌で勝負するというストレートなグループ・コンセプトをもつLittle Glee Monster

彼女らが歌う3曲目のシングル「人生は一度きり」はタイトルからして、ストレート。

このシンプルな歌詞の中に、深い意味も含まれています

だから、よく読んでいくと、予備校のCMソングになったものの、若者だけではなくて、老若男女いろいろな人にも響く歌詞になっていることがわかります。

「一度きりの人生をかんばって生きよう」というメッセージには違いないのでしょうが、どうがんばるか?も大切だといっています。

この歌詞は、入り口となる言葉はもちろん「人生は一度きり」。

出口となる言葉、つまり結論を、筆者は「自分を好きになれる」だと考えています。

ポイントに絞って、ひも解いていきましょう。

人生二度無し

人生は一度きり いつか誇れるはず…

出典: https://twitter.com/LGM_kashi_bot/status/920620080769069056

「人生は一度きり」

森信三(1896-1992)という哲学者であり、教育者であった人が同じことを別の表現でいっています。

「人生二度なし」

そして、こう付け加えています。

「これ人生における最大最深の真理なり」

さまざまな艱難辛苦を経験して、人生について考え尽くした哲学者の言葉です。

「人生は一度きり」は一番大きくて深い人生の真理なのです

ここで「いつか誇れるはず」となっていますが、

それがどうなって誇れるようになるのかはこの後の詞で述べられています。

ゆずれない“キミ”

いつかできるはずさ
明日があるからって
きっと きっと って思ってた
言い訳ばかりで
誰かと比べたり
ずっと ずっと くやしかった
くよくよして めそめそして
弱虫な自分を知って
初めて僕はゆずれない”キミ”に出会った

出典: https://twitter.com/LGMbot6/status/920009163979202560

誰かと自分を比べて、できないやらない自分に言い訳ばかりして、くよくよ、めそめそして・・・

そんな「弱虫な自分を知って」というところ大事です。

「弱虫」な自分をただ排除するのではなく、そういう自分を見つめたということでしょう。

その上で、初めて「ゆずれない“キミ”に出会った」のです。

ゆずれない“キミ”」とはだれでしょう。

「僕」が好きな異性でもいいでしょう。それと、きっと “キミ”とは自分のことなのです。

これだけは親や学校、友達、社会から何を言われても、ゆずれないもの、好きな物、目標といってもいいかもしれません。

それを見つけたのです。

自己肯定

いつも独りだった 誰かのせいばかり
本当 本当 寂しかった
好きと言えることは 恥ずかしくないこと
やっと やっと 気付いたんだ

出典: https://twitter.com/LGM_kashi_bot/status/920899466332274689

「好きと言えることは、恥ずかしくないこと」

これはとても大事です。

自分はこれが好きなんだ、自分はこれをやりたくないんだ

ということをはっきりわかる、そして言えるようになることから

すべては始まります。

「自己肯定」から出発していく。

世間的な評価が高い、誰かにいいと言われたことではなくて、

自分がほんとうに好きなこと(人)を表明して、それを追いかけて行くのは恥ずかしいことでもなんでもないのです。

はちゃめちゃ、めちゃくちゃ、でも・・・

はちゃめちゃでも めちゃくちゃでも
どんな道にも意味がある
ありったけの勇気で 
今 歩き出して

出典: https://twitter.com/LGM_kashi_bot/status/920657907288457217

ここの部分いいですね。

自分が好きで選んだ道ならば、「はちゃめちゃでも、めちゃくちゃでも、どんな道でも」意味があるというのです。

世間的に受け入れられない道だったとしても、

よく自分を見つめた上で、自分を大事にする選択であるならば、勇気を出して一歩を進めるべきなのです。

人を愛し許せば

人生は一度きり 
がんばったぶんだけ
深く傷ついても 
大切な何か学んで
泣いたって 
転けたって
他人(ひと)を愛し許せばそう
自分を好きになれる

出典: https://twitter.com/LGM_kashi_bot/status/920876768461864960

何かを目指して、がんばります。

そうすると、ときには誰から傷つけられたり、失敗することもあります。

そんなときでも、他人をうらみ、他人のせいにしないで、自分に意地悪をした人ですら、許して愛してしまいましょう。

すると、大きなプレゼントをもらえるというのです

それが「自分を好きになること」なのです。

ここで、サビの部分に行きましょう。

自分を好きになれれば、それでいい