100%引き出しました…どちらの魅力も

JUJU【READ MY LIPS】MVを解説☆口紅がきっかけで美女に魅了される…結末はどうなる?の画像

「READ MY LIPS」はJUJUさんの38枚目のシングル

世界的にも名前が知れ渡るファッションブランドとのコラボが話題になりました。

「ミライ」(ミライ)は、JUJUの38枚目のシングル。2019年1月31日に先行配信。カップリング曲の「READ MY LIPS」は、イヴ・サンローラン・ボーテ「ヴォリュプテプランプインカラー」のコラボレーションソングである。MVでは、小関裕太が出演している。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ミライ_(JUJUの曲)

ボーテはフランス語です。『美』『美しい』を意味します。

世界的ブランドが作り出す美しさを、JUJUさんの声とMVの映像が完璧に仕上げました

映像の美しさをもう一段階上げるのは、モデルや俳優としても活躍中のイケメン小関裕太さんです。

巻き込まれた美しさと怪しさの中で、好青年を演じます。

MVはMusic Videoなので本来なら音楽の魅力を表現することがメインとなるはず。

でも今回のMVはコラボしたリップスティックの魅力も伝える必要があります。

丁寧に作られた映像と美の世界が広がることを後押しする歌声。

JUJUさんの主体性のある声だからこそできたことですね。

『美しい』という言葉の世界を具現化したMVをまずはご覧ください。

始まりの世界は何を表すの?

MVは、唇・口紅・美女・魅了とタイトルに並んだ戦略的な言葉を裏切るように始まります。

もしかして妖精を探しに行くメルヘン?おとぎ話?と思わせる映像が…。

恋の物語は森でスタート

おとぎ話のような世界の中で恋が展開します。

全体は夢で見るようなピンクの森。空から降ってくるのは花びらもしくは季節外れの雪…。

誘われるように迷い込めば、戻れない危険性も感じます。

何かを探すようにゆっくりと歩みを進めるスーツ姿の男子が登場。

森を歩く革のビジネスシューズ。これが現実とは違う世界を表現しています。

道はあるけれど少し間違えば絡みつくツルや草にも注意が必要。

MVの始まりのほんの15秒ほどのシーンですが、ここで目は釘付けです。

この後のストーリーを予想できる伏線を張りました。

そして場面はリアルな世界に変わります。

夢がそのまま続いたリアル

パーティーは苦手…

ピンクの森を抜けたらそこはパーティー会場。女子も男子も気合が入ったオシャレをして参加です。

数合わせで参加した訳では無いのでしょうが、どこか空気に馴染もうとしない男子

手にしたフルートグラスの中身はセレブなシャンパン、それとも気軽なスパークリングワイン。

グラスを手にした視線は少し泳いでいます。今も夢の中?と、どこかで思っているのかも。

パーティーなのに独りで飲む男子の横を通ったのは、黒髪が印象的な女子。

この女子に会うためにここに来たの?それとも偶然の出会い?

そんなことはどちらでも構わないのです。

ダントツに輝いた立ち姿を見せる女子との出会いに理由は要りません。必然なのだから…。

夢の中に作られたピンクの森にもう一度引き戻される男子。

リアルな世界で出会った女子はあのピンクの森の住人だったようです。

恋の始まりは夢の森で

JUJU【READ MY LIPS】MVを解説☆口紅がきっかけで美女に魅了される…結末はどうなる?の画像

友達に囲まれている女子に声をかける勇気はありません。

女子同士のテーブルに近づくことも出来ないのです。

気が付けば現実を拒否するように、再びピンクの森に誘い込まれました。

スーツ姿のままピンクの森の奥に進んで行きます。自ら望んだ、誘導される体と誘惑される心

怪しげな動きをするのに相応しい、完璧に施されたマニュキュアの指。

パーティー会場とは全く違うファッションをまとう女子にも注目です。

花そのものを身に着けた上半身と、黒いチュールを重ねたふんわりスカート。

化粧品とのコラボ曲ですから、キレイ目な仕上がりは当然かもしれません。

髪型もメイクも合わせて、キレイなだけではなく小悪魔的要素で魅了する様子を表現しています。

『美しさ』にプラスされたのは相手の心を惑わす、いたずらな微笑み。

いつものバラードとは違うJUJUさんの歌声も、軽やかなときめきを隠しません。

MVはまだ途中ですが女子側はすでに恋の勝利宣言をしているのかも…。

リアルと夢が交差して…

再びリアルな世界に戻った男子の足元に転がるのはこのMVのキーワードでもある口紅です。

パーティー会場で一番気になる、そして夢の世界でも輝いている女子が落としたのですね。

拾い上げて勇気を出して、口紅を渡します。リアルな世界でやっと声を掛けることができた男子。

女子の笑顔に上手く応えられない男子はもう一度ピンクの森に引き戻されます。

相変わらずビジネススーツのままの男子。森では花をまとう女子。

この衣装の対比もMVのポイントです。

JUJUのMVだから衣装も手抜きなし!