一つ上を行くパーティーファッションから花をまとう森の中へ。女子の変身ぶりに目を引かれます。
一方男子はずっとスーツ姿。ビシッと決めたビジネススーツも素敵です。
でも自分をアピールして恋というラウンドに持ち込むためには、ビジネスという前置詞は要りません。
歌詞にあるオシャレな世界も、恋をするメンタルとファッションを描写しています。
恋をするなら心のガードも外さないと
誘ってみたのはWeekend 探り合ってる微妙な距離
オフィシャルそれともPrivate? 聞けないまでも揺らしたくて
差し込むのは午後の木漏れ日 いつもと違うこの雰囲気
デニムの気楽さの落差に 忍ばせたのMy Black Heart
出典: READ MY LIPS/作詞:Shoko Fujibayashi 作曲:UTA・Sonomi Tameoka for TinyVoice Production
オシャレなMVに合わせて歌詞にもオシャレワードが出てきます。
JUJUさんならオシャレは当たり前ですけど、盛り過ぎないオシャレ感はいつも通り。
JUJUさんにしか表現できない歌の世界が広がります。
少しビジネスライクに思って会いに来た相手に意地悪な視線を投げかけます。
スーツにネクタイでは本当の心が分かりません。硬い表情は顔だけじゃなくて心も?
私はこんなにオシャレをしてきたのに…。
ラフなシーンにも似合う『デニム』のような自由な心で恋をしたい。
好きと言われるのを待っているけれど、本当に好きならば素直に好きと言いたいのです。
全部を見せることのない女子の心。そこに入ってはいけないスーツ姿の男子。
恋の駆け引きはオシャレ女子が優勢です。
絡まりながら目指すのは…
仕掛けに気を付けて…
仕掛けられた罠か魔法のように地面に這うツルに足を取られます。絡みついてくるツルで前に進みません。
ピンクの森の中の女子の微笑みは変化をしたようです。
ツルに邪魔をされても、森の奥へ男子がたどり着くと信じています。
心を落ち着けようと手にした白いカップ&ソーサー。中に入っている飲み物は恋に効くハーブティーなのかも…。
その効果に酔うように、心までも花々のピンクに染められていきます。
同じです…夢とリアルが
もう2人しかいないから
パーティ会場とピンクの森で幻覚と幻想が行き交います。
どちらの世界もそこにいるのはMVに出てくる女子と男子だけ。
パーティー会場にいる人たちは単なるエキストラ。
リアルに戻った女子は、迷った末の吹っ切れた心で動き始めました。
鏡の前で取り出したのは口紅。スーツ姿の男子が拾ってくれた口紅ですね。
さっきまでは隠し持っていた小さなBlackなハートも一緒に唇に塗ります。
落ちた…落とした…どちらも自然体で
色々な表情を見せていた女子が、最後は本当の自分だけで歩き始めます。
そこで仕掛けたのは『拾ってもらった口紅を男子の前に落とす』。
エッ?そんなベタで古典な方法で告白…。目が点になりそうです。
女子の心の中には小悪魔や隠した黒い部分はもういません。
一途に男子に愛を渡したくて思わず出た行動。男子でも女子でも告白には勇気が必要です。
それでも行動に出たのはきっと告白は成功するという確信もあったのでしょう。
2人だけで作るリアルと夢の世界。パーティーも咲き乱れる花もすべて2人だけのもの。
落とした口紅から始まる愛。もしかしたら自分にもこんなことが…って妄想するのも自由です。
「READ MY LIPS」を恋愛に活用しよう!
恋愛成就で終わったMVにホッとしちゃいました。
最後はタイトルに込められた思いと歌詞を確認したいと思います。