こうしてまた僕らは生きてゆくんだよ
小さな花の様に oh, oh
明けてゆく夜空を信じたなら
世界は歌に成ってゆく

出典: 灰色の街/作詞:大木伸夫 作曲:大木伸夫

もどかしい思いがあります。

そして悔しさも。

こんな気持ちを抱えつつ、日々を繰り返しているのです。

自分たちはまだ小さな花のような存在だけれど、いつか世界に羽ばたく日を信じています。

こんな気持ちが伝わって来る一節です。

やはり成功するにはまず、自分を信じることが大切。

それがなければどんなことも成し遂げることはできません。

時に悔し涙を流すことや寂しさに声を上げて泣くこともあるでしょう。

それでも必ず朝はやってくるのです。

いつか全てが昇華する

太陽 太陽が全ての色を作ったんだ
何色 何色に染まっても
いつかは白くなるさ

出典: 灰色の街/作詞:大木伸夫 作曲:大木伸夫

私たちが色を識別できるのはがあるからです。

物などに反射した光線が目に入る為に何色かが分かります。

その大切な光の元は太陽

それがなければ世界は真っ暗闇です。

成功への道のりの途中には様々なことが起こります。

うまく行くこともあればそうではないこともあるでしょう。

時にはトラブルが起こったりして、大変な思いをすることもあります。

でも成功した暁にはそれら全てが昇華されていくのです。

「今までの苦労があったからこそ今の自分がいる。」

そう実感できることでしょう。

ラストの意味深な一文はそのことを表しているのではないでしょうか。

たとえどんな色に染まってしまったとしても。

つまりどんな出来事があったとしても、それら全てが報われる時がいつか来るのです。

諦めさえしなければ。

時には彼女を思い出して

どうしてまた僕らは泣いてしまうんだろう?
君を想うたびに oh, oh
そしてまだ今でも星を探して
世界の歌を待っている ooh, ooh, ooh

出典: 灰色の街/作詞:大木伸夫 作曲:大木伸夫

愛しい彼女の顔を思い出して、思わず泣いてしまうことだってあるでしょう。

都会のギスギスとした人間関係に触れていると、愛が欲しくなります。

彼女が惜しみなく与えてくれた愛情が恋しくなってしまうのです。

今すぐ故郷に帰って会いたい!と思ってしまうかもしれません。

でもそれは絶対にしてはいけないこと。

約束を破ってしまうことになります。

彼女の存在は支えでもあり活力源でもあるのです。

星を探す主人公。

つまり夢をまだ諦めてはいないということ。

世界に飛び立つ日を辛抱強く待ち、努力し続けることを誓います。

周りの批判はさておき

何も残らないって
神様は言ったんだ
僕らの足跡なんて小さ過ぎて
それでもこの街で
君を想い出したんだ
それだけでいいんだよ oh, oh

出典: 灰色の街/作詞:大木伸夫 作曲:大木伸夫

何も残らないと言った神様。

それは周りの人たちのことを意味しているのでしょう。

夢を見る人がいると決まって周囲にいる何人かはその夢を壊すようなことをいってきます。

でもそれに負けてしまってはもったいありません。

たとえ今は実力がなかったとしても続けていけば大きな力になっていくのです。

周りの人は批判したかもしれないけれど、彼女は違った。

主人公の夢が叶うことを信じて応援してくれているのです。

そんな心の支えである彼女のことを思い出して当然ではないでしょうか。

それだけで幸せな気持ちになれますし、やる気が湧いて来ます。

応援してくれる素敵な彼女がいて主人公は幸せ者です。

もう少しで夜が明ける

こうしてまた僕らは生きてゆくんだよ
小さな花の様に oh, oh
明けてゆく夜空を信じたなら
世界は密やかに
世界は色に染まり
世界は歌に成ってゆく

出典: 灰色の街/作詞:大木伸夫 作曲:大木伸夫

最後の一節は希望を感じさせてくれます。

もう少しで夢が叶う!そんな空気が漂ってきます。

成功はいつやって来るか分かりません。

どんなに先が見えなくても、辛いことがあったとしても、諦めずに進んだ人だけがたどり着ける世界があるのです。

そこへ到達できるようにと背中を押してくれる。希望を感じるような余韻に浸れるラストです。

まとめ