『ROB THE FRONTIER』って?

アニメのテーマ曲

【ROB THE FRONTIER/UVERworld】歌詞の意味を解釈!0と1の狭間でどう動く?の画像

この楽曲は、アニメ「七つの大罪 神々の逆鱗」のオープニングテーマに起用されました。

UVERworldらしい疾走感あふれる、アップテンポなナンバーです。

アニメ「七つの大罪」とは?

【ROB THE FRONTIER/UVERworld】歌詞の意味を解釈!0と1の狭間でどう動く?の画像

そもそも七つの大罪とは、キリスト教における「人を悪い方向へ導く可能性を持った欲や感情」を指します。

このアニメではその欲や感情を魔力として扱うヒーロー、ヒロインが悪と戦い、世界を守っていきます。

スピードに乗って

立ち止まってはいられない!

瞬く間に加速してく景色と
待ち侘びた期待と危険にダイブ
ノスタルジックな孤独に想いを馳せ
満たせない時間が飽和して

出典: ROB THE FRONTIER/作詞:TAKUYA∞ 作曲:信人,TAKUYA∞

冒頭から疾走感あふれる歌詞が登場。

めくるめく変化していく世界の様子が表現されています。

「時間は待ってくれない」なんてよくいいますが、まさに時間に置いていかれそうな様子が描かれていますね。

時間はわたしたちを置いてきぼりにして、どんどん先へと進み続けてしまうのです。

そんな風に勢いよく流れる時間の中には、時折待ちわびていた希望も紛れ込んでいます。

しかし良い話には裏がある…なんていうように、そこには危険がつきもの

いわば光と闇の狭間に入り込んだ人は、自分自身の力で光の方へ進まなくてはなりません。

その道中、もちろん誰かの助けを得られることもありますが、基本的には自分次第

己の力で切り拓かなければならないことの方が多いのです。

一人ぼっちの寂しさ。

危険を承知で飛び込めば飛び込むほど、それを感じる時間が増えていくのです。

ネガティブも勢いよく越えていく

いっそもう この新たな地平線 最前線へさらってくだけ
いっそもう つまらないシーンはスキップ 煙に巻き濁したノイズ
リアル定義 Check This

出典: ROB THE FRONTIER/作詞:TAKUYA∞ 作曲:信人,TAKUYA∞

楽曲タイトルを訳してみると「ROB」は奪う、「FRONTIER」は地平線

つまり引用部分1文目がまさに、タイトルを和訳し解説してくれている歌詞ということです。

でも「地平線を奪う」とは一体どういうことなのでしょう。

地平線と聞くと、いつも手の届かない、遠いところにあるというイメージがありませんか?

同じように遠いところにあるもの。それが人々の理想目標未来の姿です。

それを奪う、つまり自分の近くに引き寄せてしまうと言い換えることができそうです。

つまりこれは、自分が目指す姿・理想としている姿を引き寄せる叶えてしまえ!ということでしょう。

「ROB」という単語だけではネガティブな印象がつきまといます。

しかしこう言い換えるだけで、実は非常にポジティブであることがわかりますね。

そう考えると引用部分2行目についても、未来に気持ちが向かっているのだといえそうです。

未来に向かって進んでいく中で、きっと苦しい気持ちを味わったり諦めたくなったりすることもあるでしょう。

それらをこの楽曲では「つまらない」と一刀両断!

苦しいことから逃げるのはどうしてもネガティブな印象がつきまといがち…。

しかしこの楽曲では、そこにポジティブな意味を与えてくれています。

そして思い切って逃げ出した後には、その苦しみが実はたいしたことなかったのだと気がつけるはずです。

さあ、いまこそ!

0と1の狭間 動き出してfrontierへ
散り散りになった想い集めるよ
疑いも無く高鳴る鼓動frontierへ
Dead Endなんて無い 鳴り止まぬanthem

出典: ROB THE FRONTIER/作詞:TAKUYA∞ 作曲:信人,TAKUYA∞

何か新しいことをスタートさせよう!という時によく使われる言葉。

それが、「0から1にすることはとても難しい」ということです。

0はもちろん、何もしていない状態ですね。

頭の中でアレコレ考えているだけで、実際の行動には移していないことです。

では、1は…?

これはまさに、「何かをやろう!」と意気込んで踏み出す、最初の一歩

その狭間にいる、ということは…?

頭の中で考えていることを実行したいと思いながらも、その一歩が踏み出せていない状態、ということでしょう。