辛いことが多かった主人公。
もう心の痛みは、麻痺してよく分からない状態になっています。
しかし、心は揺れ動いているのでしょう。
未来を前向きに生きたいという気持ちとネガティブな気持ちの両方が、出てきています。
抑え込まれていた感情が爆発寸前。
主人公は、いつの日か暴走してしまうのではないでしょうか。
問いかけ
魂在りしは?
出典: STACKiNG/作詞:竜宮寺育 作曲:松隈ケンタ
この部分は、2通りに解釈できます。
1つ目は、自分へ問いかけているケース。
この場合は、自分の魂はどこにあるのか分からなくなっていると読み取れます。
主人公は、自分の気持ちがどこにあるか分からず途方に暮れているのでしょう。
自分の思い通りに行かない世界を恨んでいる可能性もあります。
2つ目は、聞き手に問いかけている場合です。
この場合、聞いている人に魂はあるのか聞いているのではないでしょうか。
周りから憐みの目で見られていた主人公は、共感してくれる人が欲しかったと解釈できます。
聞き手の解答によっては、主人公は救われる道があるのかもしれません。
闘う主人公
決められた運命には従わない
日々敷かれし道の上 切り刻んだ後には
仇なすもの その扉を叩く
出典: STACKiNG/作詞:竜宮寺育 作曲:松隈ケンタ
1行目は、主人公の決められた未来だと考察できます。
親が決める進路や進学先があったのでしょう。
しかし、主人公はその道を歩まないと決めました。
親と喧嘩して家を飛び出したり、相談なしに仕事や学校を辞めたのかもしれません。
主人公は、周囲からは常識がない、一家の恥といわれた可能性があります。
3行目は、自分は異端者となることを決めた主人公の強さを感じます。
主人公は、自分で選んで周りから嫌われる道を選びました。
扉とは、未来へ続くアイテムの象徴だと考察できます。
力強く音を立てて、主人公は決められたレールでなく、困難な道を選びました。
自分にとって価値のあること
邪 葬って亡き者へ
何よりも 大切なこと
出典: STACKiNG/作詞:竜宮寺育 作曲:松隈ケンタ
1行目は、本当に余計な人を手に掛けたのではないでしょう。
古代中国をテーマにした作品のオープニングのため、このような表現にしたと考察します。
恐らく主人公は、自分の感情を無くすように努力したという意味ではないでしょうか。
主人公は決められた未来を歩まないことを決めました。
しかし、不安は残っている様子。
後悔の念もあるのでしょう。
しかし、後悔していれば前に進めません。
2行目で意味しているのは、主人公がやりたいことができる生き方だと考察できます。
望む生き方ができれば、多少の犠牲は厭わないという思いも感じられる部分です。
守る
無力ではだめ
空描けない 無力は
数多ある声 その問いは後ほど応えよう
守りたいものを 何よりも
出典: STACKiNG/作詞:竜宮寺育 作曲:松隈ケンタ
1行目は、空は夢を暗喩している言葉だと考察します。
気持ちがないと、夢は叶いません。
主人公は力を振り絞り、前を向いて努力を積み明かせているのでしょう。
周りの人からも、応援するような声が届いている様子です。
主人公は、周囲の人の言葉にも答えようとするほど前向きになっているのでしょう。
守りたいものとは、自分の理想の生き方。
今までの口惜しさをばねに変えて、主人公の逆襲がスタートします。